8358「ロレアル」

2022 . 2 . 28

8358

 

 

日経新聞を読んでいて、

「ロレアル」

という文字が目に留まりました。フランスにある世界最大の化粧品会社だそうです。そうだったのか。「最大」とは知らなかった。

なぜ、「ロレアル」が目に留まったかというと、

「レアル」

が、「レアル・マドリード」の「レアル」と同じで、

「王室」

という意味で、「ロ」は「定冠詞」なのではないか?と思ったのです。

それで、調べてみたら、全然違いました。

「ロレアル(L’Oreal)」

の「ロ」は「ル」という定冠詞と、そのあと、

「オレアル」

がくっついて(リエゾンして)「ロ」になったもの。「オレアル」は、フランス語の、

aurum

の造語で、

「後光、後輪」

の意味があり、

Aureole」=「天使の輪」

を意味するそうです。「天使の輪」というのは、女性の、手入れの行き届いた若々しいきれいな髪の毛の上のほうが、「輪っか」のように光って見えることがありますよね、あれです。

あれがまるで、

「後光が差しているような感じ」

なのでしょうね。そうだったのか!と思うと同時に、

「ちょっと待てよ」

とそうすると

Aureole」=「オーロラ」

と語源的に結びつきがあるのではないか?あれも「光」だし。それと、

「オーラがある」

という「オーラ」も「光」で、同じ言葉が元なのではないか?と思いました。

さらに、「オーラを発する」というのは「光」というか、

「空気の波動」

も指すのではないか?

「気を送る」「念を送る」

という「気」「念」も、この「オーラ」と同じものではないか?

さらに、正にその「空気」、「英語」で言うところの、

「エア」

も同じでは?

これを「フランス語」で言うと、飛行機の「エール・フランス」でもおなじみの、

「エール」

になりますが、そうすると、

「エールを送る」

の「エール」は「エア」=「気」=「年」=「オーラ」を送っていたのか!

さらにさらに、「オペラ」で「独唱」=「歌」を意味する「イタリア語」の、

「アリア」

も、元は「空気」の意味だそうですから、この仲間に含められますよね!

(このことは、中島みゆきの曲「アリアーAir―」で知りました。つまり、

 

「ロレアル→天使の輪→オーロラ→オーラ→気・念→エア→エール→アリア」

 

おお、「輪」がつながりました!

 

(2022、2、28)