日経新聞を読んでいて、
「ロレアル」
という文字が目に留まりました。フランスにある世界最大の化粧品会社だそうです。そうだったのか。「最大」とは知らなかった。
なぜ、「ロレアル」が目に留まったかというと、
「レアル」
が、「レアル・マドリード」の「レアル」と同じで、
「王室」
という意味で、「ロ」は「定冠詞」なのではないか?と思ったのです。
それで、調べてみたら、全然違いました。
「ロレアル(L’Oreal)」
の「ロ」は「ル」という定冠詞と、そのあと、
「オレアル」
がくっついて(リエゾンして)「ロ」になったもの。「オレアル」は、フランス語の、
「aurum」
の造語で、
「後光、後輪」
の意味があり、
「Aureole」=「天使の輪」
を意味するそうです。「天使の輪」というのは、女性の、手入れの行き届いた若々しいきれいな髪の毛の上のほうが、「輪っか」のように光って見えることがありますよね、あれです。
あれがまるで、
「後光が差しているような感じ」
なのでしょうね。そうだったのか!と思うと同時に、
「ちょっと待てよ」
とそうすると
「Aureole」=「オーロラ」
と語源的に結びつきがあるのではないか?あれも「光」だし。それと、
「オーラがある」
という「オーラ」も「光」で、同じ言葉が元なのではないか?と思いました。
さらに、「オーラを発する」というのは「光」というか、
「空気の波動」
も指すのではないか?
「気を送る」「念を送る」
という「気」「念」も、この「オーラ」と同じものではないか?
さらに、正にその「空気」、「英語」で言うところの、
「エア」
も同じでは?
これを「フランス語」で言うと、飛行機の「エール・フランス」でもおなじみの、
「エール」
になりますが、そうすると、
「エールを送る」
の「エール」は「エア」=「気」=「年」=「オーラ」を送っていたのか!
さらにさらに、「オペラ」で「独唱」=「歌」を意味する「イタリア語」の、
「アリア」
も、元は「空気」の意味だそうですから、この仲間に含められますよね!
(このことは、中島みゆきの曲「アリアーAir―」で知りました。つまり、
「ロレアル→天使の輪→オーロラ→オーラ→気・念→エア→エール→アリア」
おお、「輪」がつながりました!


