『それでも映画は「格差」を描く~最前線の映画を読むVOL.3』(町山智浩、インターナショナル新書:2021、10、12)

2022 . 1 . 13

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町山智浩さんの新著。この本が出ているのを知ったのが、少し遅かった。本屋さんで発見。

ここで取り上げられている「格差」を描いた映画作品は、全部で「13」ある。そのうち、私が見たのは「パラサイト~半地下の家族」「ジョーカー」「万引き家族」「天気の子」の「4作品」だった。

この中で「パラサイト~半地下の家族」「ジョーカー」「万引き家族」は、「格差社会」がテーマだと分かっていたが、新海誠監督のアニメ「天気の子」が「格差社会」を描いたものだとは気付かなかった。でも解説を読んでいると「なるほど」と納得が行った。

また、「キャシー・カム・ホーム」「わたしは、ダニエル・ブレイク」という2作品は、見たことはないのだが、これらの作品を撮った「ケン・ローチ監督」の名前は聞いたことがあった。たしか「万引き家族」の「是枝裕和監督」が尊敬している監督で、この二人の対談を読んだ覚えがある。それも町山さんの本でだったかな?どうかな?「パラサイト」の「ポン・ジュノ監督」も、「ケン・ローチ監督」を尊敬していると、どこかで読んだ。

13作品のうち9作品は見たことがなかったが、通底している精神は伝わって来た。

 

 

(2022、1、3読了)