1月21日の「ミヤネ屋」で、午後2時40分ぐらいに日本テレビのスタジオからお届けするニュースの中で、「アマゾン」が、
「ネット販売の『バーチャルショップ』」
ではない実際のお店、
「リアルショップ」
で「衣料品販売」を始めたというニュースを伝えていました。その中で、
「実店舗(じってんぽ)」
という言葉が出て来ました。これは何気ないようでいて、実は、
「新しい言葉」
なのではないでしょうか?
「10店舗(じってんぽ・じゅってんぽ)」
と区別がつきにくいですね。
「実店舗の旧店舗が8店舗ある」
となったら「10」か「9」か「8」か、耳で聞いて分かりにくい。
「4人を誤認逮捕した」
みたいな「ややこしさ」がありますね。
そう思っていたら、知り合いの、ある食品会社の社長さんがフェイスブックで、
「実店舗はあるんですか?」
と使っていたので、
「業界では『実店舗』というのは、普通に使われる言葉なんですか?」
と尋ねたところ、
「最近、使うようになった言葉ですね」
と返事がきました。
去年(2021年)12月中旬に新しく出た『三省堂国語辞典・第8版』を引いてみたら、「実店舗」は、見出しにはありませんでしたが、
「『実』の用例(作例)」
としては載っていました!さすが飯間さん!
念のため、その前(2014年)に出た「第7版」を引いてみたら、こちらも、
「『実』の用例で『実店舗』」
が載っているではないですか!!
ということは、
「すでに8年前には『実店舗』という言葉は使われていた」
ということか!気付かなかったなあ。
(2022、1、26)


