「が」と読む地名・人名でカタカナの「ケ」のような文字を書くところ、ありますよね。
その場合にこの「ケ」が、
「大きいのか、小さいのか」
これは皆さん、あまり気にしてらっしゃらないと思います。
実は、この文字は、
「カタカナの『ケ』ではないので、大きいも小さいもない。同じ」
というのが正解なんだそうですが、そうは言っても実際には、
「大きいのと小さいのが存在する」
んですよね。「ミヤネ屋」では一応、ちゃんと調べて、その区別を付けるようにしています。
で、過去に出てきたものを(そんなには、ないのですが)ピックアップしてみました。
大きいケ
・袖ケ浦市(千葉)
・銚子市君ケ浜(千葉の地名)
・佐渡ケ嶽部屋(大相撲)~部屋のHPは大きいが、日本相撲協会公式HPは小さい。「ミヤネ屋」では「大きいケ」。
・千駄ケ谷駅(東京。JRの駅名)
・龍ケ崎市(茨城。龍ケ崎市役所のHP、共同通信のハンドブック)
・鎌ケ谷市(千葉。鎌ケ谷市役所のHP)
・八ケ岳=「精選版日本国語大辞典」「都道府県小事典(朝日新聞社)」「高等地図帳(二宮書店)」:2008年10月27日グーグル検索=28万2000件
小さいヶ
・酸ヶ湯(青森市)
・君ヶ浜しおさい公園(千葉・銚子市)
・君ヶ浜駅(千葉・銚子市。銚子電鉄の駅名)
・天ヶ瀬温泉(熊本)
・千駄ヶ谷(東京。地名)
・龍ヶ崎市(茨城。読売新聞のハンドブック)
・八ヶ岳=「デジタル大辞泉」「ブリタニカ国際大事典」「百科事典マイペディア」「広辞苑」「最新基本地図(帝国書院)」:2008年10月27日グーグル検索=205万0000件
千葉・銚子市の「君ケ浜」は「地名は大きいケ」で、銚子電鉄の「駅名と公園名は小さいヶ」。
千葉の「龍ケ崎市」は「龍ケ崎市役所のHP」「共同通信のハンドブック」は「大きケ」、「読売新聞のハンドブック」は「小さいヶ」。
東京の「千駄ケ谷」は「JRの駅名は大きいケ」、「地名は小さいヶ」。
山梨県の「八ケ岳」は「精選版日本国語大辞典」「都道府県小事典(朝日新聞社)」「高等地図帳(二宮書店)」は「大きいケ」で、グーグル検索(2008年10月27日)では28万2000件、「デジタル大辞泉」「ブリタニカ国際大事典」「百科事典マイペディア」「広辞苑」「最新基本地図(帝国書院)」では「小さいヶ」で、グーグル検索(2008年10月27日)では205万0000件でした。
うーむ、「バラバラ」ですねえ。特にルールはないのかなあ・・・。


