「藁(わら)」
という物(言葉)を使った、よく似た意味の2つの成句、
「藁にもすがる」
「藁をもつかむ」
というものがありますね。これを間違って混同して、
「藁をもすがる」
というケースがありますね。逆の、
「藁にもつかむ」
は、あまり見かけません。間違いは間違いとして、この正しい2つの成句の意味と形の違いについて考えてみました。
まず「動詞」の違いから、「それぞれの動詞が前に置く助詞」を考えると、
「つかむ」→を=「~をつかむ」
「すがる」→に=「~にすがる」
となります。
この違いは「助詞」の「に」と「を」です。それが示す意味合いは、
「に」=方向
「を」=目的
ですね。
「も」は「追加」「強調」でしょう。
一応、分析してみました。
(2021、1、11)


