8272「紅組」

2021 . 12 . 2

8272

 

 

11月19日、「NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表されました。「国民的行事」ということで「ミヤネ屋」でも取り上げたのですが、よく考えたら(よく考えなくても)なぜ他局の番組の宣伝をしなくてはならないのか?大きな疑問です。そこにこだわりを持たないのが「ミヤネ屋」の良さなのかもしれませんが。あ、もちろん「紅白」は録画して、大晦日に見るのは「日本テレビ」の「笑ってもよい」ほうの番組ですよ。

疑問と言えばその「紅白歌合戦」、これだけ「ジェンダー」がやかましく言われているときに「男性と女性に分かれて」歌合戦をして、

「男=白、女=紅」

というの時代錯誤と言えば、時代錯誤。ただもちろん、もうそんなに色や男女にはこだわっていないのは分かっています。たしか、

「和田アキ子さんが白組」

で出たこともありました(2005年「男性2人・女性1人」の3人組ユニット「m-flo(エムフロ-)」と一緒に出演)し、「男女混合ユニット」だと、

「紅・白、どちらの組で出ていいのか」

ということで「どっちでもいい」ということになりますものね。

実際「男女7人組」の「AAA(トリプルエー)」は「2010年は白組」で出たのに、「2013年は紅組」となり、「2014年は再び白組」で出演しています。

もう、「色(紅白)」と「男女」は関係ないのか。

しかし、きょうの問題はそこではなく、

「紅組」

の読み方です。もちろん、

「あかぐみ」

ですが、本来「紅」の読み方(訓読み)は「常用漢字表」には、

「くれない・べに」

しかないので、本来なら、

「くれないぐみ」「べにぐみ」

と読むべきところです。もしくは「表外訓」として、

「紅(あか)組」

とルビを振るところです。

この日の「ミヤネ屋」では実際、一度は、

「あか」

という「ルビ」を振ったのですが、

「まあ、いいか。絶対読めるし・・・」

ということで外しました。

 

(2021、12、1)