「いやあー、きのうは、しこたま飲んじゃってさあ」
というような場合の、
「しこたま」
という言葉、ちょっと変わった響きがあります。大体、使われるシーンは、
「大酒を飲む」「金を儲ける」
ぐらいじゃないですかね?あんまり「良いイメージ」はなくて、
「~しすぎる(過度に~する)」
時に使われる気がします。
この「しこたま」の語源は何でしょうか?気になりました。
恐らく、語構成は、
「しこ+たま」
なのではないか?とすると、
「しこ」=しっかり
「たま」=たんまり」
ではないのか?と推測したのですが、どうでしょうか?
「しこたま」考えたのですが、そのぐらいしか出て来ません。
「にこたま」
は、「二子玉川」の略称ですが。「にこたま」で「しこたま」飲んだこともありません。
辞書を引くと、『精選版日本国語大辞典』に「補注」として書かれていました。
「語源については未詳だが、どっさりためる意の上方語、マ行下二段活用の動詞シコタメルの連用形シコタメが、江戸語で母音交替してシコタマになったものか。」
と記されていました。「2語」の複合語ではなく、「1語」の変化なのでしょうかね?
(2021、12、1)


