先日、合唱の練習の時に指揮者のFさんから、歌詞の歌い方について、
「『ひかり(光)』の『ひ』を、もっとしっかり言わないと『いかり(怒り)』に聞こえるよ」と注意を受けました。
「それだと、フランス語みたいですよね『H』を発音しないから」
と混ぜ返したら話がそれて、Fさんが、
「『怒り』と『碇』は、日本語では同じアクセントだよな?」
と質問されました。
「えーっと『怒り』は『イ/カリ\ガ』と助詞の前で下がるので『尾高アクセント』。一方『碇』は『イ/カリガ』と助詞の前で下がらないので『平板アクセント』で、アクセントは違います。『怒り』『碇』という単語だけを見ると『イ/カリ』で同じアクセントですけど、助詞が付くと変わりますね。」
と答えたところ、
「なるほど。『怒り』は『アンガー』で、『碇』は『アンカー』か。英語でも似てるんだな。」
と言われました。
なるほど!それは全く気付きませんでした。うまい!
(2021、11、9)


