11月8日。九州新幹線の「さくら401号」の車内で、69歳の男が放火しようとして逮捕されました。こないだの東京の「京王線」での事件をマネしようと思ったとのこと。あっちは「24歳」、あんた「69歳」やろが!
このニュースで「ミヤネ屋」のナレーターさんが、
「さくら」を「頭高アクセント」で、
「サ\クラ」
と読んでいました。このアクセントに関しては、11年前(2010年10月)にアナウンス部で聞いていました。その際には、
*「平板」=虎谷アナ・大田アナ(当時)・萩原アナ
*「頭高」=林アナ・山本アナ・川田アナ(当時)
でした。それをさらに1年さかのぼる2009年9月にも、元NHKアナウンサーで用語委員だったH氏に、
「九州新幹線の名前が、ブルートレイの名前を受け継いで『さくら』になったとの記事を夕刊で見ましたが、アクセントは『サ\クラ』 でしょうか?それとも一般名詞と同じ『サ/クラ』でしょうか?(参考:はやて=「ハ\ヤテ」)」
と尋ねていて、
「『はやて』の『頭高』は、例外中の例外です。『さくら』は、国鉄時代にもあった特急名で、当時から一般名詞と同じ『平板』で読んでいます。原則は一般名詞と同じアクセントです。人名の場合は『サ\クラ』ですが…」
という返事を頂いていました。
人名の「サ\クラ」は、倍賞千恵子さん演じる、
「フーテンの寅さんの妹・さくら」
のことですね。高畑充希さん主演の『同期のサクラ』というドラマもありましたね。
(2021、11、8)


