「ミヤネ屋」の視聴者の方は、さすがよく見てらっしゃいます!
きょう(10月19日)、視聴者の方からご指摘がありました。
「『モナコ公国』なのに、ナレーターが『王妃』と読んでいたが『公妃』ではないのか?」
と。確認したところ、原稿が「王妃」になって間違っていました。視聴者のご指摘通りです。すみません、チェックミスでした。「公国」なので正しくは、
「公妃」
です。「王妃」ではありません。
ただ、「公妃」というのは聞き慣れないので、実はほかは全部、
「妃」
にしていたのです。ただ、サイドスーパーは当日のデスクが、
「公妃」
で発注していたので「公妃」と出ていました。「間違ってはいない」ので、そのままにしました。きのう、この辺りの話を、担当のディレクターとして、スタッフにもメールもしたので、全体に伝わっていると思いましたが、伝わっていませんでした…。
つまり、こういうことです。( )内は本来の呼称。
【日本】 【王国(英国など)】 【モナコ公国】
天皇・皇后 王【女王】・王妃 公・(公妃→)妃
皇室・皇族 王室・王族 (公室・公族→)王室・王族
皇太子 (王太子→)皇太子 (公太子→)皇太子
皇子・皇女 王子・王女 (公子・公女→)王子・王女
「公国」はめったに出て来ないけど「王国」はよく出て来る。
本来、「次に国王(女王)になる王子・王女」は、
「王太子」
ですが、聞き慣れないためか新聞も放送も(特に英国に関しては)「王太子」は使わず、日本の皇室と同じように、
「皇太子」
にしています。(例:英国のチャールズ皇太子)
だから「公国」もそれに従って、「公太子」は「皇太子」とするのが妥当であろうと。
次に「王子・王女」に関しても「公国」だから、
「公子・公女」
が正しいです。
「小公子」「小公女」
なんて、子どもの頃に読んだ覚えがありませんか?あれです。
でも、やはり聞き慣れないので、これも「英国」の場合を見習って、
「王子・王女」
としたほうが、わかりやすいだろうということで、きのう「ミヤネ屋」では決めたのです。
ちなみに、「王」の下の「爵位」には5段階ありまして、上から順に、
「公爵」→「侯爵」→「伯爵」→「子爵」→「男爵」
で、これを覚えるのに、
「公(こう)侯(こう)伯(はく)子(し)男(だん)」
であると、小学生の頃に親から聞きました。結構覚えているものだな。
なお、外務省のHPでは、「モナコ公国」は、
「皇太子」「公子」「公女」
を使っていました。


