10月26日の日本テレビ「every.」で小島キャスターが「中高アクセント」で、
「フィ/ア\ンセ」
と言っていたのを耳にしました。私は「頭高アクセント」の、
「フィ\アンセ」
ではないか?と思って、(古い)『NHK日本語発音アクセント辞典』(電子辞書)を引いたところ、「中高」「頭高」の順で、
「フィ/ア\ンセ」「フィ\アンセ」
載っていたので、
「そうだったのか!」
と思って、翌日(10月27日)の吹き替えでは「中高アクセント」で、
「フィ/ア\ンセ」
と読みました。
ところが、スタジオで澤口アナウンサーは「頭高アクセント」で、
「フィ\アンセ」
と読んでいたので「もしや・・・」と思って、新しい『NHK日本語発音アクセント新辞典』(紙)を引いたら、順番が変わっていて、
「フィ\アンセ」「フィ/ア\ンセ」
と「頭高アクセント」の「フィ\アンセ」が先に載っていたのです!
まあ、どちらも載っているので「間違いではない」のですが。
ちなみに「英語(fiance)」(元はフランス語でしょうけど)では、最後の「セー」にアクセントがある形か「アン」にアクセントがある形のようで、「フィ」にアクセントがある「フィ\アンセ」では通じないと。
ということは、もう「頭高アクセント」の「フィ\アンセ」という言葉は、
「完全に日本語になった」
と言えるのではないでしょうか。
(2021、10、29)


