8164「6回ウラ」

2021 . 8 . 2

8164

 

 

東京五輪のソフトボールは、見事優勝を果たしました。

その様子を「ミヤネ屋」で報じる際に、「回」の「表」「裏」のテロップ表記は、

「6回表」「6回ウラ」

というふうにしました。これは、

「表」「裏」

という漢字の「下」の部分が、ともに、

「衣」

なので、左上に出る小さなテロップでは「表」裏」の区別がつきにくいだろうというのが理由です。そして、画数が多く複雑な「裏」をカタカナにして、

「ウラ」

にしています。それは、「表」をカタカナにして、

「オモテ」

の「3文字」にするよりも、「ウラ」のほうが文字数も少なくて済むからです。

ところが、その日の「ミヤネ屋」の後に放送していた「かんさい情報ネットten.」では、

「オモテ」「ウラ」

両方「カタカナ」にしていたのです。両方「カタカナ」にしたら、区別がつきにくいじゃないですか。間違いではないけれども、分かりにくい。

すぐにプロデューサーにアドバイスして、次のシーンからは、

「表」「ウラ」

になりました。

「表」も「裏」も「常用漢字」なのに、なぜ「ウラ」はカタカナにするのかという意味を考えないといけませんね。

 

(2021、8、2)