東京五輪のソフトボールは、見事優勝を果たしました。
その様子を「ミヤネ屋」で報じる際に、「回」の「表」「裏」のテロップ表記は、
「6回表」「6回ウラ」
というふうにしました。これは、
「表」「裏」
という漢字の「下」の部分が、ともに、
「衣」
なので、左上に出る小さなテロップでは「表」裏」の区別がつきにくいだろうというのが理由です。そして、画数が多く複雑な「裏」をカタカナにして、
「ウラ」
にしています。それは、「表」をカタカナにして、
「オモテ」
の「3文字」にするよりも、「ウラ」のほうが文字数も少なくて済むからです。
ところが、その日の「ミヤネ屋」の後に放送していた「かんさい情報ネットten.」では、
「オモテ」「ウラ」
と両方「カタカナ」にしていたのです。両方「カタカナ」にしたら、区別がつきにくいじゃないですか。間違いではないけれども、分かりにくい。
すぐにプロデューサーにアドバイスして、次のシーンからは、
「表」「ウラ」
になりました。
「表」も「裏」も「常用漢字」なのに、なぜ「ウラ」はカタカナにするのかという意味を考えないといけませんね。
(2021、8、2)


