8178「精霊の読み方」

2021 . 8 . 13

8178

 

 

2019年に大阪・吹田市の交番を襲撃し巡査に大ケガをさせた飯森裕次郎被告(35)の判決公判が8月10日に開かれました。この中で、飯森被告が主張する、

「精霊さん」

の読み方は、

「ショーリョー」か?「セイレイ」か?

が、吹き替えをする際に問題になりました。

裁判を取材した記者に聞いたところら、

「セイレイ」

と言っていたとのことでしたので「セイレイ」で読むことになりました。「セイレイ」だと、

「聖霊」

のほうが当てはまるような気がするのですが。

ところで、「精霊」には「セイレイ」と「ショーリョー」、2つの読み方がありますが、意味の違いは、

・「ショーリョー」=(仏教で)死者の霊魂

・「セイレイ」=(1)万物の根源をなすという不思議な気。精気。(2)草木・動物・人・無生物などの個々に宿っているとされる超自然的な存在。アニミズム。(3)肉体または物体から解放された自由な霊。死者の霊魂。

とのこと。

また、お盆にご先祖様を乗せてやって来ると言われる、

「精霊(ショーリョー)舟」

に形が似ているところから、その名前があるバッタが、

「ショーリョーバッタ」

ですね。そういう意味では「ショーリョー」のほうがなじみがありますね。

また、さだまさしさんが「グレープ」のときに歌ってヒットした曲、

「精霊流し」

ですが、これは、

「ショーロー」

なので、またちょっと違うのですね。

なお、飯森裕次郎被告には、懲役13年の求刑に対して、懲役12年の判決が下されました。

 

(2021、8、12)