2019年に大阪・吹田市の交番を襲撃し巡査に大ケガをさせた飯森裕次郎被告(35)の判決公判が8月10日に開かれました。この中で、飯森被告が主張する、
「精霊さん」
の読み方は、
「ショーリョー」か?「セイレイ」か?
が、吹き替えをする際に問題になりました。
裁判を取材した記者に聞いたところら、
「セイレイ」
と言っていたとのことでしたので「セイレイ」で読むことになりました。「セイレイ」だと、
「聖霊」
のほうが当てはまるような気がするのですが。
ところで、「精霊」には「セイレイ」と「ショーリョー」、2つの読み方がありますが、意味の違いは、
・「ショーリョー」=(仏教で)死者の霊魂
・「セイレイ」=(1)万物の根源をなすという不思議な気。精気。(2)草木・動物・人・無生物などの個々に宿っているとされる超自然的な存在。アニミズム。(3)肉体または物体から解放された自由な霊。死者の霊魂。
とのこと。
また、お盆にご先祖様を乗せてやって来ると言われる、
「精霊(ショーリョー)舟」
に形が似ているところから、その名前があるバッタが、
「ショーリョーバッタ」
ですね。そういう意味では「ショーリョー」のほうがなじみがありますね。
また、さだまさしさんが「グレープ」のときに歌ってヒットした曲、
「精霊流し」
ですが、これは、
「ショーロー」
なので、またちょっと違うのですね。
なお、飯森裕次郎被告には、懲役13年の求刑に対して、懲役12年の判決が下されました。
(2021、8、12)


