2017年に起きた茨城・日立市の妻子6人殺害事件の判決公判が6月30日に行われました。その様子を「ミヤネ屋」で伝えた中で、小松博文被告の人着(ニンチャンク)に関して、原稿では「髪形」を、
「頭を丸めて」
と表現していました。一般的には、
「坊主頭」「坊主刈り」
と言われて、それで間違いではありませんが、
「坊主」
という呼び方に関しては、お坊さんの中には嫌な気持ちになる人もいるそうです。そこで、
「丸刈り」
等と言い換えることが多いのですが、この「頭を丸めて」には、
「謝罪の意味合い」
も感じられます。あ、でも「無罪」を主張していたので、ちょっとその意味では合わないか。
水戸地裁前からの中継で、東(あずま)リポーターは、
「坊主頭で」
と言っていたので、そこまで厳密に使い分けをしているわけでもないのかな、と思いました。
「坊主頭」という言葉を使う側は「お坊さんを侮蔑する意味合い」は全く持っていないと思いますが、言われた側の気持ちを考える、ということですね。
(2021、7、7)


