6月26日放送のFM大阪「リリー・フランキーさん」の番組、
「スナックラジオ」
で、アルバイト店員(役)の「BABI」さんが、「好みの男性(女性)のタイプ」が「どストライク」のことを、
「どタイプ」
と言っていました。ダイレクトな表現ですね。
「ど」は応用範囲が広いなあ・・・。
と思っていたら、今度は7月11日の番組で、「リリー・フランキーさん」が、
「ど景気の悪い話」
と言っていました。
「ど」が好きな番組だね、「スナックラジオ」。
「ど」が過ぎていますね(笑)。
平成ことば事情4500「ドハマリ中」(2011、11)
平成ことば事情4660「ドハンサム」(2012、3)
平成ことば事情5444「ど生鮮」(2014、5)
平成ことば事情6169「どストライク」(2016、10)
もお読みください。
そして、平成ことば事情7063「ど真ん中」(2019、2、18)によると、私が観察してきた「ド○○○」には、以下のようなものがありました。
・「どキレイ」(2001年・エプゾンのプリンター「カラリオ」のCM)
・「どがいしょ(甲斐性)なし」(2005年・わかぎゑふ「大阪弁の秘密」、2009年・北野義則「知っているようでよく間違う日本語」)
・「ど真剣に生きる」(2006年・京セラの稲森和夫氏を取り上げたNHKの番組名)
・「会期が火曜から木曜でド平日」(2007年・辛酸なめ子「ヨコモレ通信」~週刊文春)
・「ド演歌」(2007年・「読売新聞」8月27日付)
・「どアラフォー」(2009年・米国人IT社長と結婚した歌手・長山洋子の発言)
・「ド金持ち」(2009年・田丸久美子「シモネッタの本能三昧イタリア紀行」)
・「痛みにどストライク」(2009年・筋肉痛緩和薬「バンテリン」のCM)
・「顔面どストライクや」(2009年・万城目学「プリンセス・トヨトミ」より)
・「ど暑い平日の昼下がり」(2010年・酒井順子「女子と鉄道」)
・「どタイプなんです」(2010年・日本テレビ「しゃべくり007」で女優・桐谷美玲の発言)
・「TOKIOドハマリ中!!」(2011年・GREEケータイゲーム「探検ドリランド」CM&新聞広告)
・「ドハンサム」(2012年・米原万里『他諺(たげん)の空似』)
・「ど生鮮」(2014年・「西友」のCM)
・「マンションの『ど真ん前』ですねえ」(2014年・読売テレビ「かんさい情報ネットten.」の「若一ミステリー」で女性アナウンサー)
・「ド真面目な彼女」(2014年・「週刊文春」AKB総選挙1位の渡辺麻友を指して)
・「スマホ どはやい」(2014年・スマホのCM)
・「超絶イケメン、どストライク!」(2016年・日本テレビ水曜ドラマ『地味にスゴイ!~校閲ガール・河野悦子』で、女優・石原さとみのセリフ)
・「どびつこう」(2016年・NHK朝ドラ「あさが来た」のスピンオフ番組で「がんすけ」さんのセリフ)
あれ?「どタイプ」は、「2010年」に日本テレビの「しゃべくり007」で、女優の、
「桐谷美玲さん」が、
「どタイプなんです」
と使っていたではないですか!すでに「11年」の歴史ある言葉なんですね。


