8115「なおエ」

2021 . 7 . 2

8115

 

 

米メジャーリーグ・エンゼルスの“二刀流”大谷翔平選手の活躍、特にバッターとしての「ホームランの量産」がスゴイことになっています。7月1日現在、両リーグトップの、

「28本」!

日本人メジャーリーガーのこれまでの記録は、あの「ゴジラ・松井秀喜選手」の、

「31本」

ですが、抜くのは時間の問題ではないでしょうか?

それで、大谷選手はファン投票・指名打者部門1位で初めて、7月14日に行われる「オールスターゲーム」への出場が決まりました!パチパチパチ!!!

その大谷選手の活躍につれて、当然記事も多くなるのですが、いきおいそれは、

「所属チームの試合結果」

ではなく、

「大谷選手の活躍(個人成績)」

に的を絞った記事になります。ホームランを打ったとか、勝利投手になったとか。

そしてその「チームの勝敗」ですが、大谷選手の活躍にもかかわらず、敗れることも多く結果は「1行だけ」、

「なお、エンゼルスは敗れた」

と記されるそうです。

これを指して、「略語」の「ネットミーム(スラング)」として、

 

「なおエ」

 

という言葉が生まれたといいます。

この「なおエ」は、2009年に放送されたNHKの大河ドラマ『天地人(てんちじん)の主人公である、

直江兼続」

とは係ありませんし、TBSのドラマ『3年B組金八先生』で、

「俺は腐ったみかんじゃねえ!!」

と言った生徒・加藤役の、

「直江喜一さん」

も関係ありません。

実はこれ、今からさかのぼること20年、

「イチロー選手」

「シアトル・マリナーズ」に入団した際にも見られた現象・言葉だと言います。

マリナーズは、イチロー選手の入団1年目こそ優勝したものの、その後のシーズンは下位に低迷したので、

「なお、マリナーズは敗れた」

を略した、

 

「なおマ」

 

が、よく使われていたそうです。知らんかった!

あまり強くないメジャーリーグのチームに所属した日本人選手の活躍の際には、

「なお○」

という言葉が使われる傾向があるようですね。

 

(2021、7、2)