8113「大量と多量」

2021 . 7 . 1

8113

 

 

6月22日の「ミヤネ屋」の中の日本テレビからのニュースで、

「ローソン“都市型店舗”総菜小容量で」

という見出しのニュースがありました。単身居住者が多くなって、

「一人家庭用の小さめのお総菜を販売する」

ということなんでしょう。この中の、

「小容量」

に目が留まりました。「量が少ない」のならば、

「少量」

ですが、だからといって、

「少容量」

とは書きません。あくまで「容量」は「大・小」ですね。

「器・入れ物の大きさ(大きいか・小さいか)」

です。

「その中に入っているモノの量」

「多いか・少ないか」です。

そうすると、

「大容量」の所に「少量」しか入っていないのと、

「小容量」の所に「多量」に入っているのは、どちらが多いか?

という問題が出て来ますね。

「大・小」であらわされる「容量」は、「量」という漢字は使われていますが、

「数字の大小」

で表現されます。つまり、

「1リットルか、100リットルか」

「1か100か」

で、これは「枠」に過ぎません。

そこに実際に「モノ」が入っている、その「実体が量」なのではないでしょうか?

その比較からは、「大量」と「多量」の違いは?

という問題も。

「大量」=可算名詞=「数」が多い、抽象的?

「多量」=不可算名詞=「分量」が多い、具体的?

と感じました。

まあ「ミヤネ屋」の本番中にこんなことを考えるヒマはありませんから、メモだけしておいて、後で考えました。

 

(2021、7、1)