4月30日に亡くなっていたことが先日報じられた、作家でジャーナリストの、
「立花隆さん(80)」
6月23日の夕刊で訃報を読んでいたら、経歴の中に、
「東大で教えていた」
という一文がありました。その「肩書」が、新聞によって違いました。
(読売)東大特任教授も務めた
(日経)東大客員教授なども務め
あれ?「特任」と「客員」?どっちが正しいの?
調べてみたら、
「1995年に客員教授」
「2007年から特任教授」
を務めたということで、
「どちらも、間違いではない」
ということでした。でも「特任教授」と「客員教授」はどう違うんだろう?
共通しているのはどちらも、
「非常勤」
であるということ。
「特任教授」は「定年を超えて、ある分野に関して教える教授」
「客員教授」は「年齢には関係なく、ある分野に関してのみ教える。場合によっては、有名人が年に1回しか講義をしないようなケースもある」
というような違いの様です。どちらも、大学内での「ライン」とは別の「教授」だということですね。
それで、他の新聞はどう報じていたかも調べてみました。
(朝日)東大教養学部で行ったゼミでは
(毎日)東京大で非常勤講師や客員教授などを歴任
(産経)東大と立教大で客員教授や特任教授として教壇に立った
うーん、これで見ると「産経新聞」が分かりやすいかな。
「朝日新聞」は「肩書」ではなく「教えた内容」を重視しているけど、「肩書」も知りたいなと思いました。
(2021、6、28)


