8068「うそのサンパチ」

2021 . 6 . 1

8068

 

 

知り合いの女性が、「コロナワクチンの接種券」が届いたとSNSに書いていました。

「いつもは『38歳』って言ってるけど、本当は『64歳』。今年度に65歳になるんだけど接種券、届くんですね」

と。私は、彼女に接種券が届いたことよりも、

「万年38歳」

と言ってらっしゃることに驚きました。そして、

「じゃあ『38歳』というのは『ウソの38(サンパチ)』だったんですね」

と書き込んでから、自分で書いたことに疑問が。

「なぜ、ウソは『サンパチ』なのだろうか?」

と。まず思いついたのは、元の形は、

「ウソのヤンパチ」

だったのではないか?そのダジャレが「サンパチ」になったのでは?

そしてこの

「ヤンパチ」

というのは、

「ヤケッパチ」

が縮まった形なのではないか?すなわち、元は、

「ウソのやけっぱち」

なのではないか。

さらにこれは、強調のための「倒置」で、さらに元の形は、

「やけっぱちのウソ」

なのではないか?

これと同じようなものには、

「屁のカッパ」

がありますね。これも「倒置」される前は、

「カッパの屁」

でした。そしてこれも「地口」と言うか「ダジャレ」でこうなっているので、元の形は、

「木っ端の火」

だったのです。

「コッパノヒ」

「カッパノヘ」

というように、

「コ→カ」「ヒ→ヘ」

に、「子音」は変わらず「母音」を変えたのですね。

こういうことも関係しているのかな?「言葉遊び」ですね。

 

(2021、6、1)