俳優の田村正和さんが、4月3日に心不全で亡くなっていたと、5月18日に報じられました。77歳でした。
田村さんというと私たち世代で言うと、やはりフジテレビのドラマ、
「古畑任三郎」
シリーズが一番に思い浮かびます。第1シリーズが何と、
「1994年」
に始まっていたといいます。それを知って驚きました。
「もう、27年も前なのか!」
と。ついこの間のように思っていましたが・・・。
さてこの訃報をネットで見たら、「古畑任三郎」を「読売新聞」が、
「推理ドラマ」
としていました。でもちょっと待てよと。「古畑任三郎」は「刑事コロンボ」と同じく、最初に犯人が犯行(殺人)を犯す場面から描かれて、視聴者はみんな「誰が犯人か」を分かった上で、主人公の古畑任三郎が犯人に迫っていく様子のサスペンスを楽しむ形式。だから「推理ドラマではない」
のではないか?犯人、わかっているんだし。
他のスポーツ紙などのネット記事では、
「刑事ドラマ」
としていました。そっちが正しいのではないか?
とフェイスブックに書いたところ、この分野に詳しい作家の中川右介さんから、
「古畑任三郎は、倒叙形式の『推理ドラマ』である。」
「本人はオファーがあった際に『刑事ドラマなら、受けない』『インテリジェンスとユーモアがある台本だったので、出ることにした』とも言っている」
というご指摘を頂きました。
そうなのか。「刑事ドラマ」はどちらかと言うと「太陽にほえろ」のように「アクション」等がメインになるのですね。じゃあ、「読売新聞」が正しかったのか。
他の社はどう表現しているかを見ていたら、単に、
「テレビドラマ」
としている社もありました。そんな中で「NHK」は、
「民放ドラマ」
としていました。そうか、NHKにとっては「ドラマの分野」よりも、
「『公共放送』のドラマか、『民間放送(民放)』のドラマか」
という区分のほう方が、優先されるのですね。
ちなみに、きょう(5月19日)の「ミヤネ屋」では、単に、
「ドラマ『古畑任三郎』」
としていました。シンプルです。
そしてきょう(5月19日)の「ミヤネ屋」放送終了後に今度は、俳優で歌手の
「星野源さん(40)と女優の新垣結衣さん(32)の結婚」
が発表されました。二人は、TBSのドラマ、
『逃げるは恥だが役に立つ』(略称・通称『逃げ恥』)
で共演し、今年の1月には、そのスペシャル番組で久々に共演して、そこから交際が始まったそうです。
このニュースでも、NHKは午後7時のニュースで、やはり、
「民放ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』」
というように、
「民放ドラマ」
を使っていました。
ちなみに、新垣結衣さんは、
「チキンラーメン」
のCMに出演していて、星野源さんは(新垣さんとちょっとイメージが似ている吉岡里穂さんと共に)、
「どん兵衛」
のコマーシャルに出演しています。
二人の新家庭には、たくさんのお祝いのカップ麺が届くのではないでしょうか。
田村正和さんには謹んで哀悼の意を捧げ、
星野源さんと新垣結衣さんには、心からおめでとうと言います。


