<2018年3月6日に書いて、3年以上、ほったらかしになっていました・・。>
兵庫・三田市の女性を監禁・死体遺棄の容疑で逮捕された、
「バイラクタル・エフゲニー・ヴァシリエヴィチ容疑者」
に関して、いくつか質問があります。
(1)フルネームを書く時に「ヴァシリエヴィチ」か?「バシリエビチ」か?
(2)「名字だけ」で書く時には「ヴァシリエヴィチ」(「バシリエビチ」)か?「バイラクタル」か?
(3)この容疑者にナショナリティー(国籍)に関しては「アメリカ人」としているか?「アメリカ国籍」としているか?その理由は?
読売テレビでは、
(1)「ヴァシリエヴィチ」
(2)当初「ヴァシリエヴィチ」としていたが、(2018年)2月26日(月)の「ミヤネ屋」から「バイラクタル」に変更した。
(3)アメリカ国籍
でやっています。
新聞は、2月24日(土)の朝刊での表記は、1回目はフルネームで、「読売・朝日・毎日・日経」は、
「バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ」
「産経」のみ、「ヴ」を使った、
「バイラクタル・エフゲニー・ヴァシリエヴィチ」
でしたが、2回目以降は
(読売)バイラクタル容疑者
(朝日)バイラクタル容疑者
(毎日)バイラクタル容疑者
(産経)同容疑者
(日経)同容疑者
でした。
きょう(2月26日)夕刊では、
(読売)バイラクタル容疑者
(朝日)容疑者
(毎日)バイラクタル容疑者
(産経)同容疑者
(日経)同容疑者
でした。
余談ですが、
「~ビチ(ヴィチ)」「ビッチ(ヴィッチ)」
というのは、
「~の息子」
という意味だと思います。
「父称」
と呼ばれるもので、
「本人の父または男系祖先の名に基づく呼び名」
です。
「『姓がない民族』で『姓のように』使われる」
のだそうです。
じゃあ、「バシリエビチ」「ヴァシリエヴィチ」でも良かったのかな?)
スラブ系の民族(旧・ユーゴスラビアなど)に多いのではないでしょうか。
「ストイコビッチ」「イブラヒモビッチ」
といったサッカー選手の名前が思い浮かびます。でもこれは「名字」として機能してるな。
ロシアでも、
「イワノビッチ」=「イワンの息子」
という感じです。
同様に、アイルランド系の名前「~の息子」という意味に当たるのが、
「マック(Mc)」「ソン(son)」
です。
「マクドナルド」=「ドナルドの息子」
「マッカーサー」=「アーサーの息子」
「ウィルソン」=「ウィルの息子」
「エリクソン」=「エリックの息子」
「ジョンソン」=「ジョンの息子」
といった具合。同じくアイルランド系の「オニール(O'Neil)」のような「オ(O')」も同様で、
「オニール」=「ニールの息子」
同じくアイルランド系の「フィッツ」も同様に、
「フイッツジェラルド」=「ジェラルドの息子」
アラブ系では「ビン・ラディン」の、
「ビン」
「イブン・バツータ」の、
「イブン」
が「~の息子」なので、
「ビン・ラディン」=「ラディンの息子」
「イブン・バツータ」=「バツータの息子」
のようです。
うーん、いずれも「名字」に当たる扱いだなあ。謎は深まります・・・。
~3年経って、
「こどもの日」
に書き終えました。
で、その後「バイラクタル被告」はどうなったか?
せっかくなので調べてみました。
「傷害致死」「死体損壊「死体遺棄」の罪に問われた「バイラクタル被告」は、2019年1月22日に神戸地裁で、
「懲役8年(求刑は1懲役13年)」
の判決が出ていました。


