8012「疑念を招きかねない行為」

2021 . 4 . 9

8012

 

 

厚生労働省で、また大人数の送別会を開いていたというニュースが流れました…。

田村厚労相が、

「国民の疑念を招きかねない行為」

とインタビューで答えていましたが、これ違うのではないでしょうか?

「疑念を招きかねない行為」

ではなく、

「疑念を招く行為」

なのではないでしょうか?「ニュース」になったのは、

「国民の疑念を招いたから」

ですよね。

「疑念を招いていない」

のなら「ニュースにならない」と思いますが、いかがでしょうか?

一時期、よく大臣たちが口にしていた、

「誤解を招いたとしたら遺憾」

というのもありましたが、あれは

「誤解を招いたの」

ではなく、

「正しく“失言”だと理解した」

から問題になったのであって、

「誤解を招いたことを詫びる」

のではなく、

「己の発言の内容(不適切な考えを言葉として表明したこと)について詫びるべきだ」

とずっと思っていました。

政治家の「ゴマカシ言葉」を許してはいけません。

 

(2021、4、9)