東京オリンピック・パラリンピック大会委員会会長になるため「五輪相」を辞した、
「橋本聖子参院議員」
の後任として、
「丸川珠代参院議員」
が、「五輪相」に返り咲きました。その際に、
「補職辞令」
というのが出たという記事を読みました。聞き慣れない言葉です。
『広辞苑』を引くと、
「補職」=官吏に職務の担当を命ずること。またその職。
とありましたが、「国会議員」も「官吏」=「役人」なのかな?
『精選版日本国語大辞典』は、
「補職」=官公吏に任命されている者に、具体的に担当を命ずること。また、その職。
と、少し詳しくなり「官吏」に加え「公吏」も入りました。「国会議員」は、
「公吏」=公務に従事する役人。公人。
に当たるかな
そして『新明解国語辞典』を引いてみたら、
「補職」=任官と同時に職務を担当させること(担当させる職務)。
とありました。そうか、これが一番分かりやすいかも。
普通、「任命」から「着任」までは「準備期間がある」のですが、今回はそれがなく、「任命と同時に着任」
というケース。そういう場合に「補職」と言うようですね。まさに、
「職を補った」
わけですね。『新明解』、すごいな。
(2021、3、9)


