第一生命が発表する「将来なりたい職業」の２０２０年度ランキングが、３月１７日に発表されました。それによると、

【小学生】（男子）　　　　　　（女子）

（１位）会社員　　　　　　　パティシエ

（２位）ユーチューバー　　　教師・教員

（３位）サッカー選手　　　　幼稚園の先生・保育士

（４位）ゲーム制作　　　　　会社員

（５位）野球選手　　　　　　漫画家

【中学生】（男子）　　　　　　　　　　（女子）

（１位）会社員　　　　　　　　　　　　会社員

（２位）ＩＴエンジニア・プログラマー　公務員

（３位）公務員　　　　　　　　　　　　看護師

（３位）ユーチューバー　　　　　　　　パティシエ

（５位）ゲーム制作　　　　　　　　　　教師・教員

【高校生】（男子）　　　　　　　　　　（女子）

（１位）会社員　　　　　　　　　　　　会社員

（２位）ＩＴエンジニア・プログラマー　公務員

（３位）公務員　　　　　　　　　　　　看護師

（４位）ゲーム制作　　　　　　　　　　教師・教員

（５位）教師・教員　　　　　　　　　　幼稚園の先生・保育士

ということです。

注目すべきは、中・高の男女共と、小学生男子の「１位」が、

「会社員」

というところです。この理由については、

「新型コロナの影響で親の『在宅勤務』が広がり、自宅で仕事をする親の姿を身近に感じたからではないか」

と分析されています。

ちなみに、過去のランキングを見てみましょう。

自分で書いたものを検索したら、「２００４年度」の同じ第一生命の調査が出て来ました。

それによると、

【幼稚園・保育園児と小学生】

（男子）　　　（女子）

（１位）野球選手　　　食べ物屋さん

（２位）サッカー選手　保育園・幼稚園の先生

（３位）学者・博士　　看護師

その翌年の「２００５年」、これは息子の小学校の卒業生の「なりたい職業」で、男女の区別は付けていません。

（１位）プロ野球の選手＝１３人（うち２人はメジャーリーグの選手）

（２位）プロ・バスケットボールの選手＝１２人（うち９人は米ＮＢＡの選手）

（３位）プロサッカー選手＝５人

（４位）声優＝４人

（４位）ファッション・デザイナー＝各４人

（６位）動物関係の仕事（獣医、動物看護師、ペット屋さん）＝３人

（６位）小説家＝３人

（７位）医者、キャビンアテンダント、バレリーナ、イラストレーター、先生、プロ・テニスプレーヤー＝各２人

（１３位）Ｆ１レーサー、コック、マッサージ師、ピアニスト、ソフトボールの選手、バドミントンの選手、パティシエ、宇宙飛行士、保母、建築家、科学者、俳優、松下電器のサラリーマン＝各1人

でした。

「会社員」

はなかったです。あ、

「松下電器のサラリーマン」

は「１人」いましたが。あれから「１６年」、なれたのかな？

「子どものなりたい職業」って、当然ですけど「時代」を反映するんですねえ…。

「アナウンサー」とか「新聞記者」とか、「弁護士」とか、いないなあ。

家で、高校１年生の娘に、

「ことしのなりたい職業、１位は何か知ってる？」

と聞いたら、

「どうせ“コロナ”で不況やから『公務員』とかとちゃうの？」

と、なかなか“大人な回答”が。

「近い！！ほぼ正解。答えは『会社員』。」

「会社員！」

「そ！理由は、コロナで在宅宅勤務が増えて、家で親の働く姿をよく見るようになったたからだって」

「えーー、それは違うやろ。それにしても“夢”がないなあ。小学生で、なりたい職業が“会社員”って、あり得へんやろ！」

と言われました。