以前から、
「平仮名」と「カタカナ」の小さい「っ」「ッ」の使い分けをどうすればよいか?について悩んでおりました。
「擬態語」や「犠音語・擬声語」の後ろに付くもの
ですね。これまでは、そのときの気分で使い分けていました。
もちろん「擬態語」「擬音語・擬声語」そのものが「カタカナ」か?「平仮名」か?というのがベースにあって、原則は、
「カタカナ」→カタカナの「ッ」=「ワーッと」「ドドドッと」
「平仮名」→平仮名の「っ」 =「わーっと」「どどどっと」
なのですが、中には使い分けに迷うものもあります。
しかしついに先日、その「区分の法則」にやっと気付きました。それは、
「語の勢いの有無」
です。
*勢いがある=「カタカナ」で「ッと」=「ワーッと」「ドドドッと」
*勢いがない=「平仮名」で「っと」=「なよなよっと」「グチャグチャっと」
「パッと見たら」=「ッ」=勢いがある
「パっと見たら」=「っ」=ややゆっくり
「スーッと」=「ッ」=スピードが速い
「すーっと」=「っ」=スピードがゆっくり
なのじゃないのかなあと思いました。と言うのも、たとえば、
「ガソリンっぽい臭い」
と言う場合は、
「平仮名の小さい『っ』」
になりますが、これは、
「『カタカナの名詞』との区別のため」
ですよね。を「擬態語」「擬音語・擬声語」にも、その原則が適用できるのではないか?と考えたわけです。
いかがでしょうか?
(2021、3、31)


