7994「『ワーッと』か?『ワーっと』か?」

2021 . 3 . 31

7994

 

 

以前から、

「平仮名」と「カタカナ」の小さい「っ」「ッ」の使い分けをどうすればよいか?について悩んでおりました。

「擬態語」や「犠音語・擬声語」の後ろに付くもの

ですね。これまでは、そのときの気分で使い分けていました。

もちろん「擬態語」「擬音語・擬声語」そのものが「カタカナ」か?「平仮名」か?というのがベースにあって、原則は、

「カタカナ」→カタカナの「ッ」=「ワーッと」「ドドドッと」

「平仮名」→平仮名の「っ」  =「わーっと」「どどどっと」

なのですが、中には使い分けに迷うものもあります。

しかしついに先日、その「区分の法則」にやっと気付きました。それは、

「語の勢いの有無」

です。

*勢いがある=「カタカナ」で「ッと」=「ワーッと」「ドドドッと」

*勢いがない=「平仮名」で「っと」=「なよなよっと」「グチャグチャっと」

「パッと見たら」=「ッ」=勢いがある

「パっと見たら」=「っ」=ややゆっくり

「スーッと」=「ッ」=スピードが速い

「すーっと」=「っ」=スピードがゆっくり

なのじゃないのかなあと思いました。と言うのも、たとえば、

「ガソリンっぽい臭い」

と言う場合は、

「平仮名の小さい『っ』」

になりますが、これは、

「『カタカナの名詞』との区別のため」

ですよね。を「擬態語」「擬音語・擬声語」にも、その原則が適用できるのではないか?と考えたわけです。

いかがでしょうか?

 

(2021、3、31)