2021年3月12日、和歌山・白浜のアドベンチャーワールドで、去年の秋に生まれた、
「パンダの赤ちゃん」
の公開が始まりました。まだ名前はないそうです。公募するとか。
生まれた時は150グラムぐらいだったのが、もう6キロになったんだそうです。
その「読売新聞」のネット記事のタイトルが、
「パンダの赤ちゃん一般公開『もふもふして かわいらしい』」
出ました、
「もふもふ」!!
「パンダの赤ちゃん」は「もふもふ」で「かわいらしい」のですね。
ここで、かねて懸案であった、
「もふもふ」
という言葉について考えてみました。つまり、
「なぜ、『もふもふ』なのか?」
です。思うに、
「ふわふわ」
だと、
「密度が足りない感じ」
がするから。
「もぐもぐ」
のように、
「中身が詰まっている感じ」
を「も」に込めているのではないか?
つまり、柔らかい感触が奥のほうまで続いていて、それでいて「毛布」や「羽根布団」のように手応えに包まれた感じがする。これが、
「もふもふ」
なのではないでしょうか?また、
「もぐもぐふわふわ」
を短縮して、「もふもふ」かもしれません。食べないけどね。
たしか『三省堂国語辞典・第7版』は「もふもふ」を載せていたはず。引いてみましょう。
あれ?載っていない。
『新明解国語辞典・第8版』『岩波国語辞典・第8版』も載せていない。
でも『明鏡国語辞典・第3版』には載っていました!。
*「もふもふ」=ふくれていて柔らかいさま(例)「もふもふ(と)した犬」「もふもふなウサギ」
なつほど、「犬」と「ウサギ」か。「パンダの赤ちゃん」もその系統ですね。「ぬいぐるみ」も、いけますね。
(2021、3、14)