7931「多機能トイレと多目的トイレとファミリートイレ」

2021 . 2 . 23

7931

 

 

この文章は、2019年9月18日に書き始めました。その際は、

「『ファミリートイレ』って何?」

という疑問で、それだけがメモしてありました。たぶん、

「赤ちゃんのおむつを交換したりできるトイレのこと」

を指すんだとは思いましたが、なんか、

「家族みんなで仲良く用を足す」

ようなイメージに違和感があったものです。

そして、それに先立つ11年前の2008年7月3日に、用語委員会でご一緒していたHさんからもらったメールを思い出しました。それは、

「『多目的トイレ』という表示を見ると、何やらよからぬ連想をしてしまう。『多機能トイレ』のほうが、障害者や特定の病気の人にも対応しているような、理にかなった気がする」

という内容でした。

さすがHさん、先見の明ですね。その10年後ぐらいに、実際に「よからぬこと」をする芸能人が出て来て問題になりました。

それを受けて、ということなんでしょうか、きのう(2021年2月22日)の新聞に、

「『多目的トイレ』名称変更へ 国交省」

という見出しが。国土交通省は、建築物のバリアフリー設計のガイドラインを改正して、障害者らが使うトイレを、これまでの「多目的トイレ」「多機能トイレ」から、

「バリアフリートイレ」

等の名前に変えることを促すというものです。理由は、

「不適切な利用で、肝心の車いす利用者らが使えないケースが相次いで報告されていたため」

だそうで、3月に正式に決めるそうです。

やはり「名前」は大事なんですね。

この名称変更をきっかけに、適正な利用が増えることが望まれますね。

 

(2021、2、23)