この文章は、2019年9月18日に書き始めました。その際は、
「『ファミリートイレ』って何?」
という疑問で、それだけがメモしてありました。たぶん、
「赤ちゃんのおむつを交換したりできるトイレのこと」
を指すんだとは思いましたが、なんか、
「家族みんなで仲良く用を足す」
ようなイメージに違和感があったものです。
そして、それに先立つ11年前の2008年7月3日に、用語委員会でご一緒していたHさんからもらったメールを思い出しました。それは、
「『多目的トイレ』という表示を見ると、何やらよからぬ連想をしてしまう。『多機能トイレ』のほうが、障害者や特定の病気の人にも対応しているような、理にかなった気がする」
という内容でした。
さすがHさん、先見の明ですね。その10年後ぐらいに、実際に「よからぬこと」をする芸能人が出て来て問題になりました。
それを受けて、ということなんでしょうか、きのう(2021年2月22日)の新聞に、
「『多目的トイレ』名称変更へ 国交省」
という見出しが。国土交通省は、建築物のバリアフリー設計のガイドラインを改正して、障害者らが使うトイレを、これまでの「多目的トイレ」「多機能トイレ」から、
「バリアフリートイレ」
等の名前に変えることを促すというものです。理由は、
「不適切な利用で、肝心の車いす利用者らが使えないケースが相次いで報告されていたため」
だそうで、3月に正式に決めるそうです。
やはり「名前」は大事なんですね。
この名称変更をきっかけに、適正な利用が増えることが望まれますね。
(2021、2、23)


