『話すチカラ』(安住紳一郎・齊藤孝、ダイヤモンド社:2020、2、19第1刷・2020、2、27第2刷)

2021 . 2 . 4

2021_016

 

ちょうど1年ぐらい前に出て、最初は同業の後輩だし、あんなにたくさん本を出している齊藤先生の本だから読まなくてももう書かれていることはわかるし・・・と思って買わなかったのだが、話題だし、何より表紙のカバーに、

「安住紳一郎 TBSアナウンサー(教え子)」

「齊藤孝 明治大学文学部教授(先生)」

と書いてあるのを見て、

「え!安住アナって、斎藤教授の教え子なの!」

と驚いて購入。それで自分の番組に先生を出しているのかあ。違うか?あんまり見てないので知りませんが。

中を読むと、安住アナがなんと「合唱ファン」であるとか、「国語の先生」になりたかったけどあまりにも「狭き門」なのでめげて辞めたとか、言葉に関するこだわり・執着、情報収集の方法、勉強のやり方などのほか、一(いち)アナウンサーの枠を超えて「番組づくり全般」をプロデューサーのように考えていることなどが、余すところなく記されていて、

「これは、なかなか大したものだ」

と感心しました。齋藤先生も、教え子・安住アナのフォローに徹しています。

まあ、この人は会社ではきっと、「先輩」にとっても「後輩」にとっても、

「ちょっと面倒くさい人」

だと思いますけど、私はちょっと、

「お友達になれそうな感じのニオイ」

を感じました。面倒さかったりして。

 

 

(2021、2、2読了)