先日、クーデターが起きた、
「ミャンマー」
ですが、その情報を伝える、うちのT解説委員長(ほぼ実名)の発音が、
「ミヤンマー」
に聞こえました。つまり「ヤ」を大きく言っているように聞こえるのです。これでは、
「『ミ・ヤ・ン・マ・ー』だと『見ヤンマー』じゃないか」
と思いました。
普通、私が言う時は、もちろん「ャ」は小さく、
「ミャン・マー」
と「2拍」で言います。「ミ・ヤ・ン・マ・ー」なら「5拍」です。全然リズムが違います。
彼が何回か口にするのを聞いていたら、ちゃんと「ミャンマー」と「小さい『ァ』」に聞こえることもあるので、まあそのときは「たまたまだろう」と思っていました。
そして、きょう(2月12日)、日テレのGアナウンサーがニュースを読んでいるのを聞いていたら、やはり少し、「ヤ」が大きく、
「ミヤンマー」
に近く聞こえました。でも少しだけ、違います。さらに耳を澄ませて聞くと彼女は、
「ミャ・ン・マー」
というように、
「『ン』をしっかり1拍分発音していた」
のです。つまり、
「『ン』(撥音)をはっきり1拍分取ると、その前にある拗音であるべき『ミャ』の『ヤ』が独立して、大きい『ヤ』で1拍分に聞こえてしまうのではないか?」
と思ったのです。それに対して、「ン」を直前の拗音「ミャ」とつなげて、
「ミャン」
と発音すると「1拍分」なので、リズムが変わって来るのですね。
問題は「ミャ」の「ャ」にあったのではなく、「ン」にあったのかあ・・・。
それにしても、昔は「国名」は、
「ビルマ」
で「首都」は、
「ラングーン」
だったのに、
「ビルマ」→「ミャンマー」
になって、
「ラングーン」→「ヤンゴン」
に名称が変わった上に、
「首都は『ネピド-』」
になるなど、世界は動いていますねえ・・・。
(2021、2、12)


