1月26日の「ミヤネ屋」で、アメリカのバイデン新・大統領の家系図をパネルで紹介しました。
実はバイデン大統領、若い頃に「前妻」とその妻との間の「当時1歳の女の子」を、交通事故で亡くし、46歳の長男を病気で亡くしているのですね。その家系図の中に、
「前妻(享年30)事故で死亡」
「長女ナオミ(享年1)事故で死亡」
「期待の長男ボー(享年46)脳腫瘍で死亡」
と出て来ました。しかし事前のチェックで見つけて、
「『享年』は使いません。」
として、次のように直しました。
×「前妻(享年30)事故で死亡」
→〇「前妻 事故で死亡(当時30)」
×「期待の長男ボー(享年46)脳腫瘍で死亡」
→〇「期待の長男ボー脳腫瘍で死亡(当時46)」
×「長女ナオミ(享年1)事故で死亡」
→〇「長女ナオミ 事故で死亡(当時1)」
「享年」は「天から授けられた年齢」ということで、「若くして亡くなった人」や「外国人」には使わないようにしているのです。
平成ことば事情4750「享年」
平成ことば事情5943「『享年』は数え年」
平成ことば事情5962「享年と行年」
令和ことば事情7182「享年2」
もお読みください。
(2021、1、26)


