去年12月30日のTBS「輝く!日本レコード大賞」を見ていたら、司会の安住紳一郎アナウンサーが、「昭和の」「令和の」のアクセントを、
「ショ/―ワノ」
「レ\イワノ」
と言っていました。つまり、
「昭和」は「平板アクセント」
「令和」は「頭高アクセント」
と区別していたのですね。「令和」のアクセントは、元号が発表されたとき(2019年4月)に話題になり、結局、
「頭高・平板、どちらでもよい」
というあたりで決着していましたが、今さらながら「昭和」はどうなんでしょうか?これは『NHK日本語発音アクセント新辞典』に載っているに違いない、載っていたはずだ、ということで調べてみました。すると、
「ショ/ーワ」(平板アクセント)
が最初に載っていて、「許容」として、
「ショ\ーワ」(頭高アクセント)
が載っていました。さすが!アクセント辞典通りでした。
そうか、そうすると、恐らく「昭和」が「平板アクセント」であることを確認した上で、
「昭和」と対比させるために「令和」は「頭高アクセント」にした
のではないでしょうか。
やるなあ、安住アナウンサー!
(2021、1、12)


