7855「昭和・令和のアクセント」

2021 . 1 . 12

7855

 

去年12月30日のTBS「輝く!日本レコード大賞」を見ていたら、司会の安住紳一郎アナウンサーが、「昭和の」「令和の」のアクセントを、

「ショ/―ワノ」

「レ\イワノ」

と言っていました。つまり、

「昭和」は「平板アクセント」

「令和」は「頭高アクセント」

と区別していたのですね。「令和」のアクセントは、元号が発表されたとき(2019年4月)に話題になり、結局、

「頭高・平板、どちらでもよい」

というあたりで決着していましたが、今さらながら「昭和」はどうなんでしょうか?これは『NHK日本語発音アクセント新辞典』に載っているに違いない、載っていたはずだ、ということで調べてみました。すると、

「ショ/ーワ」(平板アクセント)

が最初に載っていて、「許容」として、

「ショ\ーワ」(頭高アクセント)

が載っていました。さすが!アクセント辞典通りでした。

そうか、そうすると、恐らく「昭和」が「平板アクセント」であることを確認した上で、

「昭和」と対比させるために「令和」は「頭高アクセント」にした

のではないでしょうか。

やるなあ、安住アナウンサー!

 

(2021、1、12)