7890「いわゆる春闘」

2021 . 1 . 27

7890

 

1月27日の日本テレビお昼のニュース(「ストレイトニュース」)を見ていたら、若手男性アナウンサーが「春闘」のニュースを読んでいました。

そのリード部分で、こう伝えていました。

「企業の経営者側と労働側が賃上げなどを巡り交渉する、いわゆる“春闘”がスタートしました」

え!「“いわゆる”春闘」?

「いわゆる」

が付くほど、

「『春闘』は『死語化』しているのか!?」

と思ったのです。

たしかに、労働組合運動は昔に比べたら弱くなっていますし、「春闘」が形骸化している気がします。きのう(1月27日)だかの読売新聞には、

「春闘 脱横並び」

という見出しが出ていましたが、それだと、

「同一労働同賃金」

と、どう両立するのでしょうか?

「同一労働同一賃金」は、まさに「横並び」なのではないか?と思うのです。

ただし「同一労働」かどうかを、誰がどういう基準で決めるのか?については疑問があります。

いずれにせよ、労働環境を巡る状況も、コロナによって大きく変化してきそうな感じ。

「春闘」は「死語」になるかもしれません。

 

(2021、1、27)