1月27日の日本テレビお昼のニュース(「ストレイトニュース」)を見ていたら、若手男性アナウンサーが「春闘」のニュースを読んでいました。
そのリード部分で、こう伝えていました。
「企業の経営者側と労働側が賃上げなどを巡り交渉する、いわゆる“春闘”がスタートしました」
え!「“いわゆる”春闘」?
「いわゆる」
が付くほど、
「『春闘』は『死語化』しているのか!?」
と思ったのです。
たしかに、労働組合運動は昔に比べたら弱くなっていますし、「春闘」が形骸化している気がします。きのう(1月27日)だかの読売新聞には、
「春闘 脱横並び」
という見出しが出ていましたが、それだと、
「同一労働同賃金」
と、どう両立するのでしょうか?
「同一労働同一賃金」は、まさに「横並び」なのではないか?と思うのです。
ただし「同一労働」かどうかを、誰がどういう基準で決めるのか?については疑問があります。
いずれにせよ、労働環境を巡る状況も、コロナによって大きく変化してきそうな感じ。
「春闘」は「死語」になるかもしれません。
(2021、1、27)


