新型コロナ関連で、菅首相は連日、国会で陳謝しています。
なるほど、これでは前首相が、
「国会に出たくない」
と思ったのも「むべなるかな」と思いますね。私が首相でも出たくありません・・・・って、そうなった原因は自分たちにあるんですけどね!
さて、その中で質問に立った立憲民主党の辻元清美副代表から、
「自宅療養中に亡くなってしまった人のことについて、どうお考えですか?」
という質問を受けて、菅首相は、
「責任があると、痛感している」
と答えました。そういえば前首相も、何十回、いや何百回も(?)、
「責任は、私にあります」
と断言していましたが、彼は、
「一度たりとも、その責任を取ったことはなかった」
ですね。
「責任がある」
という言葉は、
「責任を取る」
こと、つまり、
「行動で示すこと」
によって初めて「その意味が成立する」のです。そしてその、
「責任の取り方」
によって、
「その人が『リーダー』足り得るかどうか?『政治家』足り得るかどうか?」
がわかるのです。これを、
「有言実行」
と言います。ところがここ10年、日本の“リーダー”は、
「有言不実行」
です。それどころか「あくまで実行しない」ために、
「一旦言ったことを、なかったことにする偽装工作や証拠隠滅」
を図ったりしました。もう「何をか、いわんや」という事態です。
まさに、
「鼎(かなえ)の軽重」
が問われているのだと思います。
(2021、1、27)


