11月20日の「朝日新聞・夕刊」の見出しに、こんな文字を見つけました。
「育てボールパーソン」
本文には、
「Jリーグの試合を支えるボールパーソンの育成に」
とありました。この、
「ボールパーソン」
というのは、これまで、
「ボールボーイ」
と呼んでいたものではないか?女の子の場合は「ボールガール」。
フェイスブックにそう書いたら、WOWOWのサッカー実況アナウンサーで知られる同期の柄沢晃弘アナウンサーが、
「随分前から、そう言ってるよ」
と教えてでくれました。そうなのか。気付かなかったな。
「特にテニスでは、ボールパーソンに女の子も多いからね」
なるほど、そういう理由もあるのか。
Google検索では(12月1日)
「ボールボーイ」 =21万3000件
「ボールパーソン」=29万5000件
で拮抗していますが「ボールパーソン」のほうが多くなっていますね。
そのトップで出て来た「ウィキペディア」では、
「過去には主に男性がこの業務を行っていたため、“ボールボーイ”という呼称が用いられることが多かった。女性が行う場合には、“ボールガール”という呼称が用いられた。
その後、同一の試合において男女が混合でこの業務を行うケースが出てきたこと、またポリティカル・コレクトネスの観点などから、“ボールパーソン”という呼称が使われるようになった。また、種目によっては年少者がこの業務を行うため、“ボールキッズ”という呼称も用いられる。他に“ボーラー(baller)”あるいは“ボールアテンダント(ball attendant)”という呼称も見られる。これらの様々な呼称は、現在でも混在して用いられている。」
と記されていました。
「いつから名称変更されたか」
については記されていませんが、
「現在でも混在して使われている」
ということなので、
「いつから変わった」
というものではないのでしょうね。少しずつ変わって来ているということでしょう。



(追記)
過去に書いたものを検索していたら、
「平成ことば事情7084ボールパーソン」
でも、この「ボールパーソン」について書いていたので、これは、
「ボールパーソン2」
とします。
(2023、10、23)