7817「ボールパーソン2」

2020 . 12 . 1

7817

 

11月20日の「朝日新聞・夕刊」の見出しに、こんな文字を見つけました。

「育てボールパーソン」

本文には、

「Jリーグの試合を支えるボールパーソンの育成に」

とありました。この、

「ボールパーソン」

というのは、これまで、

「ボールボーイ」

と呼んでいたものではないか?女の子の場合は「ボールガール」

フェイスブックにそう書いたら、WOWOWサッカー実況アナウンサーで知られる同期の柄沢晃弘アナウンサーが、

「随分前から、そう言ってるよ」

と教えてでくれました。そうなのか。気付かなかったな。

「特にテニスでは、ボールパーソンに女の子も多いからね」

なるほど、そういう理由もあるのか。

Google検索では(12月1日)

「ボールボーイ」 =21万3000件

「ボールパーソン」=29万5000件

で拮抗していますが「ボールパーソン」のほうが多くなっていますね。

そのトップで出て来た「ウィキペディア」では、

 

「過去には主に男性がこの業務を行っていたため、“ボールボーイ”という呼称が用いられることが多かった。女性が行う場合には、“ボールガール”という呼称が用いられた。

その後、同一の試合において男女が混合でこの業務を行うケースが出てきたこと、またポリティカル・コレクトネスの観点などから、“ボールパーソン”という呼称が使われるようになった。また、種目によっては年少者がこの業務を行うため、“ボールキッズ”という呼称も用いられる。他に“ボーラー(baller)”あるいは“ボールアテンダント(ball attendant)”という呼称も見られる。これらの様々な呼称は、現在でも混在して用いられている。」

 

と記されていました。

「いつから名称変更されたか」

については記されていませんが、

「現在でも混在して使われている」

ということなので、

「いつから変わった」

というものではないのでしょうね。少しずつ変わって来ているということでしょう。

 

(2020、12、1)

(追記)

過去に書いたものを検索していたら、

「平成ことば事情7084ボールパーソン」

でも、この「ボールパーソン」について書いていたので、これは、

「ボールパーソン2」

とします。

(2023、10、23)