7829「『どうしても』のアクセント」

2020 . 12 . 10

7829

 

報道局の自分の席で仕事をして来たら、

「道浦さん・・・」

と声をかけて来た人がいます。マスクをしていたので、一瞬、誰かわからなかったのですが、その日の「かんさい情報ネットten.」に出演するタレント・お役立ち芸人の、

「浅越ゴエさん」

でした。時々ことばに関する質問を受けます。

きょうは何だろうか?と思ったら、

「『どうしても』のアクセントは『ド/ーシテ\モ』でしょうか?

それとも『ド\ーシテモ』ですか?」

アクセントの質問でした。

「うーん、どちらもありそうですねえ・・・。語構成は『どう』『して』『も』ですから『どう』を強調したら『ド\ーシテモ』だと思いますね・・・。品詞が違うとアクセントが代わるケースもありますし・・・」

と言いながら、『NHK日本語発音アクセント新辞典』を引いてみたら、載っていました。

「ド/ーシテ\モ」(中高アクセント)「ド\ーシテモ」(頭高アクセント)

という2種類のアクセントが載っていました。

「やっぱり両方載っていますね。でも最初に『ド/ーシテ\モ』が載っていて、2番目に『ド\ーシテモ』ですね。普通は『ド/ーシテ\モ』かな」

と答えたら、

「わかりました!」

ということで、放送で、ゴエさんは、

「ド/ーシテ\モ」(中高アクセント)

と話してらっしゃいました。

 

(2020、12、10)