報道局の自分の席で仕事をして来たら、
「道浦さん・・・」
と声をかけて来た人がいます。マスクをしていたので、一瞬、誰かわからなかったのですが、その日の「かんさい情報ネットten.」に出演するタレント・お役立ち芸人の、
「浅越ゴエさん」
でした。時々ことばに関する質問を受けます。
きょうは何だろうか?と思ったら、
「『どうしても』のアクセントは『ド/ーシテ\モ』でしょうか?
それとも『ド\ーシテモ』ですか?」
アクセントの質問でした。
「うーん、どちらもありそうですねえ・・・。語構成は『どう』『して』『も』ですから『どう』を強調したら『ド\ーシテモ』だと思いますね・・・。品詞が違うとアクセントが代わるケースもありますし・・・」
と言いながら、『NHK日本語発音アクセント新辞典』を引いてみたら、載っていました。
「ド/ーシテ\モ」(中高アクセント)「ド\ーシテモ」(頭高アクセント)
という2種類のアクセントが載っていました。
「やっぱり両方載っていますね。でも最初に『ド/ーシテ\モ』が載っていて、2番目に『ド\ーシテモ』ですね。普通は『ド/ーシテ\モ』かな」
と答えたら、
「わかりました!」
ということで、放送で、ゴエさんは、
「ド/ーシテ\モ」(中高アクセント)
と話してらっしゃいました。
(2020、12、10)


