眞島亜有『「肌色」の憂鬱』という本を読んでいたら、作家・遠藤周作の最初のエッセイのタイトルが、
「神々と神と」
というタイトルであると書かれていました(311ページ)。それは、
「汎神論的風土の日本がどれだけ一神教的信仰であるキリスト教を理解できるかを論じたものである」
と記されていたのです。それを読んで「あれ?」っと思ったのは、
「神々」=多神教
「キリスト教」=「一神教」
であるならば、そのワーグナーの楽劇、
「ニーベルンゲンの指環」
の中の、
「神々の黄昏」
という話は、
「『キリスト教』の神々を描いたものではないのだ!」
ということでした。いや、ちゃんと全部聴いたこともないし内容も知らないし、タイトルを知っているぐらいなので考えたこともなかったけど。少し調べてみると、
「北欧神話に題材を取った」
とか、
「ギリシア神話が基になっている」
とのこと。そういうことだったのか!
私は「神々」と聞くと、インドネシア・バリ島の、
「神々の森=ケチャ」
を思い出します。あれは「多神教」というか「アニミズム」なのかな。
それにしても同じワーグナーの、
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
というのもあるでしょ、この、
「ニーベルンゲン」と「ニュルンベルク」
何か似てるんで、よく勘違いします。
ドイツにはこのほか、
「ニュルンブルク」
という都市もあって、サーキットがあるとWOWOWの同期のアナウンサー・柄沢晃弘君が教えてくれました。
「ブルク=城」
「ベルク=山」
ついでに、
「ベルクカッツェ=山猫」
「ガッチャマン」に出て来ましたね。
この「ニュルンベルク」のサーキットへ行くつもりのレーサーが、
「ニュルンベルク」
に行ってしまったこともあるそうです。それって、
「青海」
にある「Zepp東京」に行くつもりで間違えて、
「青梅」
に行ってしまったアイドルのようですね。2年前かな。
「平成ことば事情6883青梅と青海」
もお読みくださいね。


