「令和ことば事情7476ぶらさがり」で書いた、
「ぶら下がり取材」
というものがありますが、我々はこれを略して、
「ぶら」
と呼ぶことがあります。アクセントは「頭高アクセント」で、
「ブ\ラ」
です。放送では出しませんが報道局のフロアでは、普通に飛び交う言葉です。
それに関して「令和ことば事情7476ぶらさがり」で、
『「安倍首相へのぶらさがり取材」は、「安倍ブラ」ということもありますが、これなどは放送で言ってしまっては、視聴者に「別の意味」に取られる恐れが100%なので、決して用いてはいけない略称だと思います。』
と、半年ほど前に書きました。しかしやはり「報道局フロア」で「ぶら」は、今もよく使われているのです。きょうも、
「小池都知事の『ぶら』なくなったから、〇〇さんのV、延ばせるで」
「え?小池の『ぶら』、なくなったん!?」
という会話が、男性ディレクター同士の間で、何の疑問もなく行われているのを耳にしました。これを耳にしている、
「女性AD・ディレクター・記者・アナウンサー」
は、気にならないんでしょうかね???
(2020、12、17)


