7849「帰厩」

2020 . 12 . 25

7849

 

京阪電車に乗って京都に向かうと、右手に京都競馬場が見えます。そこの看板にあった文字で、

「帰厩」

というものが。

「ききゅう」

と読むのでしょうね。競馬をやらない私には難しい、めったに使わない文字ですが、辛うじて、

「厩舎(きゅうしゃ)」

という言葉は知っています。それと、

「聖徳太子」=「厩戸皇子(うまやどのおうじ)」

で知っているぐらいですが、その「厩(うまやど)」=「厩舎」に戻ることを「帰厩」というのですかね。辞書に載っているかな?

『広辞苑』『明鏡国語辞典』『新明解国語辞典』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』で「ききゅう」を引くと、

「帰休」

は載っていても「帰厩」は載っていませんでした。やはり「専門用語」なのでしょうね。

グーグル検索では(12月25日)

「帰厩=18万5000件

でした。

意外にも「帰厩」の意味を記しているサイトは、なかなか見つからなかったのですが、そんな中で、

「『帰厩何走目』とは何ですか?」

ということについているサイトがあり、そこには、

「『帰厩何走目』とは、外厩(放牧先)から厩舎に帰って何走目にあたるかを表します。

『帰厩1走目』でしたら『休み明け初戦』ということですし、『帰厩2走目』でしたら『休み明けから叩き2走目』ということを表します。」

と記されていました。

ということは「帰厩」は単に「厩舎に戻る」ことではなく、

「外厩(放牧先)から厩舎に帰ること」

「レース休みが終わること」

を意味するようですね。

 

(2020、12、25)