京阪電車に乗って京都に向かうと、右手に京都競馬場が見えます。そこの看板にあった文字で、
「帰厩」
というものが。
「ききゅう」
と読むのでしょうね。競馬をやらない私には難しい、めったに使わない文字ですが、辛うじて、
「厩舎(きゅうしゃ)」
という言葉は知っています。それと、
「聖徳太子」=「厩戸皇子(うまやどのおうじ)」
で知っているぐらいですが、その「厩(うまやど)」=「厩舎」に戻ることを「帰厩」というのですかね。辞書に載っているかな?
『広辞苑』『明鏡国語辞典』『新明解国語辞典』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』で「ききゅう」を引くと、
「帰休」
は載っていても「帰厩」は載っていませんでした。やはり「専門用語」なのでしょうね。
グーグル検索では(12月25日)
「帰厩=18万5000件
でした。
意外にも「帰厩」の意味を記しているサイトは、なかなか見つからなかったのですが、そんな中で、
「『帰厩何走目』とは何ですか?」
ということについているサイトがあり、そこには、
「『帰厩何走目』とは、外厩(放牧先)から厩舎に帰って何走目にあたるかを表します。
『帰厩1走目』でしたら『休み明け初戦』ということですし、『帰厩2走目』でしたら『休み明けから叩き2走目』ということを表します。」
と記されていました。
ということは「帰厩」は単に「厩舎に戻る」ことではなく、
「外厩(放牧先)から厩舎に帰ること」
「レース休みが終わること」
を意味するようですね。
(2020、12、25)


