7800「ボジョレヌーボーの表記」

2020 . 11 . 20

7800

 

ことしの11月19日は「11月の第3木曜日」、そう、

「ボジョレ・ヌーボーの解禁日」

です!

このワインの新酒の「カタカナ表記」に関しては、以前(大分、昔)結構もめました。

と言うのも「何種類もの表記方法」があるので、毎年変わっていたんですね。

現在は「日本テレビ系列」は「共同通信」(つまり地方新聞も同じ)と同じく、

「ボジョレ・ヌーボー」

となっていますが、他の多くの新聞・放送局は、

「ボージョレ・ヌーボー」

と、「ボ」の後に「-」が入っていると思います。

以前、もめた頃はいろいろ調べましたが、もう日テレ系列は、ここ20年ぐらいは変わっていないので、放ったらかしにしていましたが、今年は改めて調べてみようかな、と。

きょう(11月19日)の放送を見ていたら、

(ABC)ボージョレ・ヌーボー

(KTV)ボジョレ・ヌーボー

で、WOWOWの同期の柄沢晃弘アナウンサーの報告によると、

(フジテレビ)ボジョレ・ヌーボー

(NHK)ボージョレ・ヌーボー

だったそうです。ネットでは、

(毎日新聞)ボージョレ・ヌーボー

(朝日新聞)ボージョレ・ヌーボー

(読売新聞)ボージョレ・ヌーボー

(産経新聞)ボージョレ・ヌーボー(広告で「ボジョレー・ヌーヴォー」)

(日経新聞)ボージョレ・ヌーボー

つまり新聞は全て同じ形の

「ボージョレ・ヌーボー」

でした。そして放送は、

(NHK)ボージョレ・ヌーボー

(NTV)ボジョレ・ヌーボー

(TBS)ボージョレ・ヌーボー

(フジテレビ)ボジョレ・ヌーボー

(テレビ朝日)ボージョレ・ヌーボー

で、日テレとフジだけが、共同通信式の、

「ボジョレ・ヌーボー」

で、それ以外は「新聞」と同じ、

「ボージョレ・ヌーボー」

でした。

また、ウェザーニューズ社のウェザーニュースにサイトでは、

「ボジョレー・ヌーヴォー」

という「独自の形」でした。

「エノテカ」もこの形。

アサヒワインは、

「ボージョレ・ヌーヴォ」

と、これまた「ヌーヴォ」の後ろを「-」で伸ばさない変わった形。

サッポロビールは、普通に、

「ボージョレ・ヌーボー」

でした。

元会社の後輩からは、

「(11月)19日のテレビ東京の『WBS(ワールド・ビジネス・サテライト)』では、取材で出て来た『イオン』の人とゲストの教授は『ボジョレー』で、テレビ東京(のアナウンサー・キャスター)は『ボージョレ』と言っていました」

という報告が届きました。

なお、「平成ことば事情1987ボジョレ・ヌーボー2」(2004年)と「追記」(2007年)によると、ワイン輸入業者は、

(サントリー)ボジョレー ヌーヴォー

(メルシャン)ボージョレ・ヌーヴォー

(キリンビール)ボージョレ ヌーヴォー

で、新聞各社(5紙)は、「新聞用語集」どおり、

「ボージョレ・ヌーボー」

で、テレビ局のサイトニュースでは、

(NHK)ボージョレ・ヌーボー

(ABC)ボージョレ・ヌーボー

(MBS)ボージョレ・ヌーボー

(KTV)ボージョレ・ヌーボー

(ytv)ボジョレ・ヌーボー

ということでした。

 

それにしても、きのう(11月19日)会社の帰りに、スーパーとコンビニで「ボジョレ・ヌーボー」を探したのですが、売っていませんでした。きょう、帰りにまた寄ってみますが・・・。一日遅れの「ヌーボー」・・・。

「六日の菖蒲(あやめ) 十日の菊 第三金曜のヌーボー」

ですねえ・・・。

 

(2020、11、20)

(追記)

修正です!

「共同通信」は「記者ハンドブック」の「12版」まではここに書かれた通りでしたが、

「2016年に出た第13版」

からは、『新聞用語集』と同じ、

「ボージョレ・ヌーボー」

に変更していました!!

(2020、12、4)