日本シリーズ、たった4戦で終わっちゃいました。巨人ファンの方にとっては、
「たった四敗で夜も眠れず」
で、ホークスが「黒船」に見えたことでしょう。圧倒的な実力差の上に、かたや戦意喪失気味・・・。セ界の崩壊・・・やっぱり「DH制」の有無が大きいのだろうか?漫画の『グラゼニ』は、そう主張していたけど。阪神、日本シリーズ出なくて良かったな。
あ、「出なくて」じゃなくて「出られなくて」か。
そんな中でふと思い浮かんだのは、
「野球のバッターの打球の中で、『一番前向きでない打球』は何か?」
ということです。それで一番に思いついたのが、
「キャッチャーのファールフライ」
です。これって、他の「前に飛んだフェアーの打球」だと、
「ヒットか?アウトか?」
と「ヒット」を願って「前向き思考」ができますし、たとえ「ファール」でも、「フライ」の場合は、
「犠牲フライ」
で、タッチアップからの得点や進塁なども狙えて「前向き」ですが、「キャッチャーのファールフライ」だと、
「アウトか?アウトでない(ファール)か?」
という「二択」で、バッターが願うのは、
「『取るな!』『落とせ!』という『相手のミス』」
ということになり、しかも、たとえそれが「大願成就」しても、
「単なるファール」
で、ストライクカウントが増えて追い込まれるだけ(2ストライクからの場合は『プラマイゼロ』ですが)ですから、
「何も得るところがない」=「前向きではない」
のではないか、と思ったわけです。
まあ、こんなことを考えていること自体が、
「キャッチャーのファールフライみたいなもの」
なのかもしれませんが・・・。
(2020、11、26)


