「ミヤネ屋」のテロップをチェックしていたら、ディレクターのUさんが私の真横で、
「それ、上書(ウワガ)いてください」
と、オペレーターに指示していました。
「ウワガイテ?」
なんか、ほうれん草でも「湯がく」感じです。それは普通、
「上書き(ウワガキ)してください」
と言うのではないでしょうか?
「上書(ウワガ)き」という「名詞」が、「上書(ウワガ)く」という「動詞」に変わっている。
「上書きする」を短くして「上書く」か。
「書く」は、もともと「動詞」だけど、その「連用形」が「名詞」になったものが、また「動詞」に「先祖返り」するわけですよね。
こうやって言葉は変わっていくんだなという”瞬間”を目撃しました。
(2020、11、10)


