11月20日の「ミヤネ屋」で、
「迷惑を掛ける」
というテロップに、チェックの際に「〇」を付けたところ、校閲担当で元・読売新聞のNさんから、
「最新の読売新聞社のスタイルブックでは『迷惑をかける』は『掛ける』ではなく、『平仮名』で『かける』になっているんですが…」
とチェックが入りました。
しかし、私も加盟している日本新聞協会新聞用語懇談会編『新聞用語集2007年版』によると、
「迷惑を掛ける」
と漢字で「掛ける」になっていたので、そのまま、
「迷惑を掛ける」
にして放送しました。
読売新聞社は、
「タペストリーを掛ける」
のように、実際、物理的に「掛ける」場合以外は「平仮名」で「かける」と書くことにしているようなのです。
この辺の漢字の使い分けには、いろいろ各社意見があって、本当に難しいですね。
(2020、11、27)


