ことし4月、女優の岡江久美子さんが「新型コロナウイルス」で63歳の若さで亡くなって早7か月・・・・。
その際に他局の男性アナウンサーが、岡江さんの所属事務所からのFAXを読んでいました。その文面の中の、
「生前のご厚誼を」
というところで「ウッ」と詰まり、
「ごあいこ」
と読んでしまいました・・・。「ごあいこ」は、
「ご愛顧」
ですね。全然、漢字も感じも違います。
「厚誼(こうぎ)」=心からの親しいつきあい。手厚い親切。(「広辞苑」より)
そのあとの、
「ご供物(クモツ)」
も自信なさそうに読んでいました・・・。その直前に、
「ご供花(キョーカ)」
があったので、迷ったのかもしれません。
でも、こういう文章って頻繁に出て来ると思うんだけどな。頻繁に出て来ないほうが良いけど、「もしも」の時のためには、読めたほうが良いな、この仕事をしているのなら。というより、普通の一般社会人は読めると思います。
ちょっと待てよ。
まさか、うちのアナウンサーは間違って読んだんじゃなかろうな?
そのニュースを担当したアナウンサー本人に確認したら、
「その部分は、読みませんでした」
そういう「危機回避の方法」も、ありますね。
(2020、11、19)


