<2017年1月14日に書き始めたまま、ほったらかしになっていました>
去年(2016年)9月に網膜剥離で入院中に聞いていた、ラジオの「パラリンピック」のニュースで、ふと疑問が湧いてきました。
「なぜ銅メダルを『ブロンズプライズ』と言うのだろう?ブロンズは“青銅”では?」
さらに、
「ブロンドとブロンズの違いは?」
という疑問も。
<で、ここから3年以上、また、ほったらかしになっていました>
『新明解国語辞典(第7版)を引いてみました。
「ブロンド(blond)」=金髪(の女性)
「ブロンズ(bronze)」=青銅(で造った像)
ということで「ブロンド」と「ブロンズ」は、全然関係ありませんでした!
なぜこれ、すぐに調べなかったんだろうな?
また「青銅」を「銅メダル」というのは、
「青銅=銅の一種だから」
なのでは?
「青銅」=銅と錫(すず)との合金。各種あり、鋳造用のほか、鍛錬罪。圧延材にも用いられ、亜鉛・鉛などを加えて古来美術品・貨幣につくられた。機械の部品にもしばしば用いられ(砲金)、さらに燐(りん)を加えた燐青銅、金銀を加えた鐘青銅などがある。真鍮に次ぐ日常に関係深い銅合金。唐金(からかね)。ブロンズ。鈴青銅。
とありました。
つまり、加工が容易で広く使われていたから、メダルにも使われたと。
たぶん「金メダル」「銀メダル」も「純金」「純銀」ではないのでは?
調べてみると、オリンピック憲章で「金メダル」は、
「純度92、5%以上の銀製メダル表面に、6g以上の金でコーティングしたもの」
「銀メダル」は、
「純度92、5%以上の銀製メダル」
と定められているそうです。つまり「金メダル」と「銀メダル」も、
「本体は銀メダル」
で、その違いは、
「金メッキがあるか、ないか」
のようですね。
(2020、11、25)


