7808「ブロンドとブロンズの違いは?」

2020 . 11 . 25

7808

 

<2017年1月14日に書き始めたまま、ほったらかしになっていました>

去年(2016年)9月に網膜剥離で入院中に聞いていた、ラジオの「パラリンピック」のニュースで、ふと疑問が湧いてきました。

「なぜ銅メダルを『ブロンズプライズ』と言うのだろう?ブロンズは“青銅”では?」

さらに、

「ブロンドとブロンズの違いは?」

という疑問も。

<で、ここから3年以上、また、ほったらかしになっていました>

『新明解国語辞典(第7版)を引いてみました。

「ブロンド(blond)」=金髪(の女性)

「ブロンズ(bronze)」=青銅(で造った像)

ということで「ブロンド」と「ブロンズ」は、全然関係ありませんでした!

なぜこれ、すぐに調べなかったんだろうな?

また「青銅」を「銅メダル」というのは、

「青銅=銅の一種だから」

なのでは?

「青銅」=銅と錫(すず)との合金。各種あり、鋳造用のほか、鍛錬罪。圧延材にも用いられ、亜鉛・鉛などを加えて古来美術品・貨幣につくられた。機械の部品にもしばしば用いられ(砲金)、さらに燐(りん)を加えた燐青銅、金銀を加えた鐘青銅などがある。真鍮に次ぐ日常に関係深い銅合金。唐金(からかね)。ブロンズ。鈴青銅。

とありました。

つまり、加工が容易で広く使われていたから、メダルにも使われたと。

たぶん「金メダル」「銀メダル」も「純金」「純銀」ではないのでは?

調べてみると、オリンピック憲章で「金メダル」は、

「純度92、5%以上の銀製メダル表面に、6g以上の金でコーティングしたもの」

「銀メダル」は、

「純度92、5%以上の銀製メダル」

と定められているそうです。つまり「金メダル」と「銀メダル」も、

「本体は銀メダル」

で、その違いは、

「金メッキがあるか、ないか」

のようですね。

 

(2020、11、25)