7763「いわし雲か?うろこ雲か?ひつじ雲か?」

2020 . 10 . 28

7763

 

最近、空をよく見ています。

特に「夕焼け空」はいいですね。

でも「青空に浮かぶ雲」もいいです。

その「雲の種類」に、

「いわし雲」「うろこ雲」「ひつじ雲」

があります。この区別はどうなっているのでしょうか?

『広辞苑』でまず「いわし雲」を引くと、

「いわし雲」=「空一面に斑点状または列状に広がる雲。巻積雲または高積雲で、高度5000~1万3000メートルに生じる。秋に多い。鯖雲(さばぐも)・鱗雲(うろこぐも)・羊雲とも呼ばれ、漁夫は鰯大量の兆とする。」

とありました。ありゃ?

「いわし雲」=「さば雲」=「うろこ雲」=「ひつじ雲」

なのか。全部同じなの??

ネット検索で見てみたら、

「うろこ雲」=魚のうろこに似ているもの。

「いわし雲」=鰯の群れのように見える。この雲が大漁になる兆しとも言われる。

「ひつじ雲」=羊の群れに似ている。うろこ雲より一つ一つのかたまりが大きい、

 

おお、これによると、「うろこ雲」が「標準」で、それより大きいのが「ひつじ雲」、それより小さいのが「いわし雲」なのかな?つまり、

「いわし雲」<「うろこ雲」<「ひつじ雲」

なのでしょうか?

わからんなあ・・・。

「雲の種類」で検索してトップに出て来た

「10種の雲形を知ろう!」というサイトによると、

http://www.mcat.ne.jp/~tachan/kumo/10kind/10kind_cloud.html#:~:text=%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%B0%97%E8%B1%A1%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81%E9%9B%B2,%E3%81%AB%E5%BE%93%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BB%98%E3%81%91%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

「世界気象機関」では「雲の種類」を「10種類」に分類しているそうです。それは、

「巻雲」「巻積雲」「巻層雲」「高積雲」「高層雲」

「積乱雲」「乱層雲」「積雲」「層積雲」「層雲」

の10種類で、「いわし雲」「うろこ雲」「ひつじ雲」は、いずれも、

「巻積雲」

に分類されるのですね。「巻積雲」は、

「小さい白色の片が群れをなし、うろこ状またはさざ波状の形をなした雲で、陰影はなく一般に白色に見える場合が多い。大部分の雲片の見かけの幅は1度以下である。」

だそうです。うーん、やはり、それぞれの区別については記されていないなあ。

 

(2020、10、28)