ある本を読んでいて(何の本か、忘れた。たぶんブレイディみかこさんの『ワイルドサイドをほっつき歩け』だと思う)、著者が自分の故郷のことを指して、
「『ど』が付く田舎」
と言っている表現が出て来ました。
「ど田舎」「ド田舎」
と言うと、すごく侮辱した感じですが、「『ど』が付く田舎」は、何かちょっとシャレてるなあと思いました。
まあ、「自分の故郷に使う」ということで、「バカにしている」というよりは、
「卑下・謙遜している感じ」
かな。これだと、
「『ど』が付くアホ」「『ど』が付くケチ」
など応用も利くし、
「どアホ」「どケチ」
と言うと完全に「罵声語」となって角が立つのに、これだとちょっと「婉曲表現的」で、柔らかくなるなあと思いましたが、いかがでしょうか?
「落語」に出て来そうな表現だなあ。
(2020、10、22)


