「石原さとみ」の婚約関連で、一般の人の声の中に(先日もう放送した分だけど)
「絶対 俺もワンチャンあったよね」
というコメントのスーパーがあったけど、この、
「ワンチャン」
の意味は「平板アクセント」で読んで、
「ワ/ンチャン」=「ワンチャンス(機会が一回は)」
ですが、「ミヤネ屋」視聴者世代に通じるだろうか?と疑問が。もし「頭高アクセント」で読んだら、
「ワ\ンチャン」=「犬」
と思わないだろうか?はらまら「巨人ファン」なら、
「ワ\ンチャン」=王貞治選手(当時)
と思ってしまわないだろうか?まあ、それはないいにせよ「犬」はあるんじゃないかと突如、懸念が!
しかしよく考えたら、「石原さとみの婚約」に興味がある世代は「ワ/ンチャン=ワンチャンス」とわかるであろうし、「犬」「王選手」のように思ってしまう人は、そもそも「石原さとみ」には興味がないだろうから、それほど気にしないだろう、ということで、そのままにしました。
ちなみにネット検索では「ワンチャン」は「麻雀用語」と。えー?本当かな?近年の若者言葉・俗語では?
手元の国語辞典10種類を引いてみましたが「ワンチャン」は載っていませんでした。最後に、去年9月に出たばかりの大きな辞書『大辞林・第4版』はどうか?まさに「ワンチャン」にかけたら・・・・何と「載って」いました!
*「ワンチャン」(ワンチャンスの略)
=近年の若者言葉で「もしかしたら」「ひょうっとすると」の意で副詞的に用いる語。(例)ワンチャン、アイドルに会えるかも。
これだ!さすが『大辞林』!
『三省堂国語辞典』も「ワンチャンス」は見出しにしていたけど「ワンチャン」は載っていませんでした。残念!!
その後、「ミヤネ屋」の東京駐在で麻雀好きのOデスクから、
「道浦さんが麻雀をされるかどうか知りませんが・・・これは断言できますが、『ワンチャン』は元々『麻雀用語』です!」
というメールが届きました。
そうなのか。私が麻雀をしたのは、たぶんもう20年ぐらい前だからなあ。点数の数え方もわからないし。彼が正しいのでしょうかね?判断できませんが。
今後「国語辞典」に「元・麻雀用語」と載るのかもしれませんね。


