フェイスブックでなぜか「回文」の話になって、大学時代の後輩が「昔読んだこの本」のことを書いていたので、「俺も読んだよ」となつかしく思い出して、本棚から引っ張り出して来た。もう20年も前の本になるのか!さてはて、月日が経つのは早い。
それにしても皆さん、村上春樹ですよ。あの村上春樹が、こんな本を出しているとは!
やはり、言葉好きの人は同じような迷路に迷い込むのだなと思いました。親近感が!
装丁も「回文」のようにしていて、なかなか凝った本です。
友沢ミミヨさんの力の抜けるイラストも素敵です。友沢さんは、読者投稿の「たいこめ」を「週刊文春」で連載していたときにも、イラストを描いてらっしゃいました。もはや「回文」「たいこめ」と友沢ミミヨさんのイラストは、一体のものですね。
(2020、10、12読了)


