7706「再任か?留任か?続投か?」

2020 . 9 . 15

7706

 

あす(9月16日に)組閣される「菅内閣」の閣僚(大臣)ですが、

「安倍内閣と同じ人が、引き続きそのポジションで続投する」

のは、

「留任」か?「再任」か?

に関して、けさ「ミヤネ屋」のNディレクターから質問を受けました。

「一般的には同じ意味で使われる」

が、今回は、

「内閣が代わる(総理大臣が代わる)」

ので、

「そのまま留まる=留任」

というよりは、

「再び同じポジションに任じられる=再任」

だろうということで「大臣」は「再任」になりました。

(「自民党4役」は、パネルで「続投」「新」ということになりました)

日テレの昼の「ストレイトニュース」も、

「再任」

でした。

午後になって、「用語統一」として東京のOデスクからも

「『再任』で」

と連絡がありました。夕方の日テレ「every.」も「再任」でした。

ちなみに、きょう(9月15日)の朝刊各紙は、

(朝日)【1面】党役員=「再任」、麻生副総理=「再任」

【2面】二階幹事長・森山国対委員長=「留任」

(毎日)二階・森山=「続投」、麻生=「留任」

(産経)二階=「留任」、森山・麻生=「続投」

(日経)二階・麻生=「再任」

で「再任」は「朝日」と「日経」。「読売」は関連の記事が見当たりませんでした。

夕刊を見たら、

(読売)麻生・茂木・赤羽・武田・橋本大臣=「再任」、森山・二階(党役員)=「続投」

(朝日)二階・森山=「再任」

(毎日)二階【表】=「留任」【リード】=「続投」、森山=「続投」

麻生(など大臣)=「再任」

(産経)森山=「留任」

(日経)二階・麻生=「再任」

ということで、「再任」は「朝日・日経」に加えて「読売」も。「留任」を使っているのは「産経・毎日」でした。

「投」

という表現も「読売・毎日」が使っていますが、「読売」は田村元・厚労相に、

「再登板」

を使っていました。なんで、

「野球のピッチャー」

にたとえるのでしょうね?

あと、「官房長官」を「女房役」と、けさの「スッキリ」で橋本五郎さんがフリップで紹介していましたが、これもよく「キャッチャー」のことを「女房役」と言いますから、

「野球と政治の言葉の関係」

を調べると、おもしろいかもしれませんね。

いま(9月15日の)NHKの午後7時のニュースでは、

「森山国対委員長」=「続投」

「萩生田文科相」 =「再任」でした。

(2020、9、15)