9月2日の「ミヤネ屋」のテロップチェックで、
「冷静沈着」
という表記が出て来ました。それを見て、
「『沈着冷静』ではないのか?」
と思いました。「冷静」か?「沈着」か?どっちが先か?
と手元の国語辞典を引いてみたら、「見出し」はどの辞書も載っていませんでしたが、
「冷静」「沈着」それぞれの「用例」として載っていたのは、以下の通りでした。
( )内は「第〇版」。
*「冷静沈着」=明鏡国語辞典(2)、大辞林(4)、三省堂国語辞典(7)、現代国語例解辞典(5)
*「沈着冷静」=広辞苑(7)
*(記述なし)=新明解国語辞典(7)、精選版日本国語大辞典、新潮現代国語辞典(2)、大辞泉、岩波国語辞典(8)、三省堂現代新国語新辞典(6)、新選国語辞典(9)
ということで、
「冷静沈着」
のほうが「4対1」で多かったので、テロップはそちらにしました。
ちなみに、グーグル検索では(9月2日)
*「冷静沈着」=103万0000件
*「沈着冷静」= 18万3000件
と、こちらも「冷静沈着」のほうは「6倍ほど」使われていました。
(2020、9、3)


